『全て自分の責任』

人生は決断の連続だと思う。
小さなこともあれば、大きな決断をするときもある。

その結果は、決断した自分に降りかかる。
だって決断した次には行動するのだから。
自分の行動した結果は、自分の責任。
文字にすると当たり前のことだと感じる。

私は決断した結果に苦しんでいる。
その決断を後悔している。


私がした決断は単純。
就活の時、大学に推薦が来ている企業の中からしか選ばなかったこと。
理系の大学生なら同じような決断をしている人は多くいるだろう。
私の周りにも同じ決断をした人がたくさんいる。

この決断が悪いとは言わない。
良かったと感じている人もいるから。


私は就活をしながら英論文を書いていた。
論文投稿の次の日が、面接だったことはいい思い出。
面接には心身ともにボロボロで臨んだ。

論文を書きながらだと、
必然的に就活に当てる時間が少なくなった。
そして時間がないからと大学に推薦が来ている企業の中から、
受ける企業を1社だけ決めた。

気になる企業はたくさんあったけど、
  「推薦来てないし何社も準備する時間は取れない」
と、その1社だけにした。

今思うと、時間はたくさん作れた。
他の物を犠牲にしたくなかっただけだ。


志望動機は書類上はまじめに書いた。
でも、実際のところは、
「やりたいことがないから大企業に入れば色んなことができそう」という理由。
正直、大企業であればどこでもよかったと思う。

この時ちゃんと考えていればよかった。
自分が何のために働くのか、どんな仕事が好きなのか…とか。


その結果、私は今の仕事以外の新しいことに挑戦しようとしている。
もちろん転職も選択肢に入っている。


今の会社はホワイトで給料にも満足している。
強い不満を持つ人の方が少ないくらいだ。
実際、離職率はかなり低い。

でも私は満足できなかった。
仕事を苦痛に感じてしまった。
だから、苦しまないように人生を楽しく生きるために決断した。
そして日々、行動している。


すごくわがままだろう。
中には、ホワイト企業に勤めてるだけで十分だという人もいるだろう。
でも、私は決断して行動を始めてしまった。

この決断が吉と出るか、凶と出るかは分からない。
その結果は甘んじて受け入れようと思う。
だって私自身が納得して、決断したことなんだから。


何を決断するかは人それぞれ。
決断して行動する人もいるし、
行動しないことを決断する人もいる。
でも、その結果、悪いことが起きても人の性にはできない。


  「あの時もっと止めてくれたら」
  「ちゃんと私を説得してくれたら」
とか言っても、本当にあなたは決断を変えた?
私は変えなかった。

悪いことが起きて決断を間違えたことを学んだから、
後悔ができる。
そこから変わることもできる。


決断するときには不安もある。
不安だから決断を先延ばしにする。
でも、先延ばしにすることも1つの決断。
いつかは決断しないといけないのだから、
自分が素直に納得できる理由を探すところから始めよう。


最後に"決断"という言葉について少しだけ。
辞書で調べると「物事を決めること」という意味が出てくる。
そして"決"と"断"とは共に断つという意味がある。

だから「決断する」は何をするのか決めるのではなく、
何をしないのか決めることなんだと思う。
決断をするときは何を捨てるのか考えてみてもいいかも。

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