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ペイジの仕事について。和のエリアの豚舎と、旧洋館の倉庫の改装。ミストレスケイコの思い出。

今日はペイジの仕事について記録をします。
ペイジはヒエラルキーの下層部(女性様がいてその下にピラミッドがあり、そのトップはKING、その下にJACK、その下がペイジとなります。slaveはピラミッドの外にいます)に位置しており、ペイジの中でも上層と下層に分かれています。

今日は、その下層のペイジの仕事の一つである家畜の世話についてです。
家畜は牛、豚、鶏、馬等おり、中でも豚や牛の世話はこのペイジ下層部のものが担っています。

わたしも時折見回りにいきます。
子豚が生まれた時などは可愛いので、ペイジに命じて子豚たちを豚舎の外の和のガーデンに放させて、頻繁に豚舎周りに足を運びます。
牛やひよこも可愛いのですが、特に豚の赤ちゃんはいいですね。わたしは大好きです。

肉にする家畜に関しては個別に名前をつけません。記号で識別します。
牛は専門業者が引き取りにきますが、豚や鶏は⚜️地区の敷地内で捌くことがあり、解体を見守ることもあります。

KINGは「愛様はそんなもの見なくていい」と言うのですがわたしは自分が食べるものなので見ておきたいという気持ちがあり、時々そうして解体を見守ります。
殺す前は必ず念仏をあげ、その後もします。
KINGはわたしのこの行為をあまりよく思っていないようですが、発言権も意見する権利も本来はないので、それ以上は言いません。

豚舎といえばミストレスケイコの思い出があります。
ミストレスケイコは誇り高き女性でしたが、彼女の若い頃はその晩年とは大きく環境が異なっており、ミストレスケイコの結婚当時彼女の立場は低く、歴史ある家に嫁いだ女性という一個人だったため、わたしならペイジに受け持たせるような家畜の世話係をなんとまさかのミストレスケイコが担っておりました。

もちろん当時も使用人はおりまして、別記事に出てくる爺やんとにいやんの親子などありましたが、彼女も考えられない内容の仕事を持たされて働いていたのです。


これは大きく育った家畜の豚。


小学校の低学年だった頃。ある日わたしが帰宅するといつもは母屋にいるはずのミストレスケイコの姿が見えず、敷地内の家屋すベてをまわっても誰もおらず、もしかしたら豚舎かもと思い立ち、わたしは敷地を離れて徒歩で15分程度かかる家畜のいる離れた敷地へ向かったのです。
豚舎の正面は重い鉄の大きな引き戸が2枚でそれは遠目に閉じていました。
近づくと違和感があり、それは鉄の大きな扉の前の土叢に無造作に放ってある布のようなもの。
意識するともなく足音を潜めて、子供ながらに一生懸命気配を消してそれに近づくとそれは男性もののタンクトップのような白い肌着で、うす茶色に汚れて年季を感じるもの。その下に同じように綺麗とは言い難い男性用の下着と、作業用のようなグレーの、土まみれのズボン。そして、元の色がわからないくらい土で汚れたスニーカー。

汗が吹きでました。

豚舎は正面は上記のように重い大きな鉄の扉で中は当然見えないのですが、建物の横は鉄格子とトタンのような壁が交互に合わさっている作りで、建物の横にまわれば中の様子が伺えます。

「ギィーッ」「ピギィィーーーッツ」などと、豚の鳴き声が時折するので耳を澄ましても拾える何か物音は分かりませんでした。
そっと建物沿いに豚舎の側面へ行くと足場は悪く、流れた汚水なのか泥濘、生え放題の雑草などで不快感が湧いてきます。
あとやはり豚舎の周りは家畜の臭いはきついのです。

鉄格子になっている部分からそっと中を覗くと、建物の一番奥の藁を積んである一角にミストレスケイコの肩から上が見えました。
遠目にも、汗で頬に張り付いた黒髪、その髪を束ねてあるのが見えました。それはわたしの位置からは横顔で、彼女は自分の足元前方を睨みつけているように見えました。
怒っている!

あのような表情を見たことがありませんでした。
ミストレスケイコはわたしにはいつも朗らかな笑顔で、普段から口角が上がっていてニコニコしており悲しい表情も憤りの表情もわたしには記憶がないくらいでした。
怖い・・・そう思いました。でも、故に目を逸らすことができなかった。

ミストレスケイコは身長がそれほど高くなく、150センチくらいの寧ろ小柄な女性でしたのですが、たくさんの豚やその柵の向こう、ミストレスケイコの視線の先にちらりちらりと乱れた短髪の中年男の頭が見え隠れしました。

え?

そう思った瞬間馬追い鞭が振り上げられ、瞬きの隙もなくそれが振り下ろされました。「ブヒーーーッ」「ギィィーーー」豚たちの声に紛れて「ぎゃっ」と、聞こえたような。それもわたしの耳のせいのような記憶が定かではないのですが、
間違いなく誰かを折檻していたミストレスケイコ。

その男はおそらく全裸にされていたのです。

そっと、そっとわたしは鉄の扉の前に移動し、さらに足音や気配に気を使い汗をかきながらきた道とは反対の、、豚舎の横の柵からは見えないであろう道からゆっくり去り、豚舎が遠くなったと思うなり全力で走って母屋の敷地に帰りました。


草で遊んであげてる。
育ったらもう情がうつらないようにな。


ペイジが豚舎のあれこれをやっているのを指導しにだったり気まぐれに覗くことがあると、今は亡きミストレスケイコの在りし日を思うと共にあの時の恐ろしかったミストレスケイコの表情を思い出すのでした。


さて次は旧洋館の半地下の倉庫、管理庫などの改築、引っ越しの件です。今は干し草や余った石、穀物などを適当に置いているだけの部屋です。
もうあまり使っていないのでこれをslaveの寝床にできないか考え中。
石おきや倉庫のこの柵のある棚はスレイブのベッドにちょうど良さそう。
ジメジメしてないので、別記事の雨漏りの地下牢へぶち込むslaveよりかはちゃんと働く奴らのお部屋にしようかな!


左の棚。奴らのベッドに良さそう。
ここは・・・どうしようかな?
こちらは右の棚。明るいしいいでしょ!


こっちは籠が余ってる。勿体無いから仕置きが必要なスレイブを体操座りさせて閉じ込める用に使おうかな。


まあ大型の鳥用なんだけどね。
体操座りなら人間も十分入るんでね。

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