スペースドリフターズ❝アヤメとノバラのスペースアドベンチャー❞4話 新たなる冒険へ
スペースドリフターズ
❝アヤメとノバラのスペースアドベンチャー❞
4話 新たなる冒険へ
真実を知ったアヤメとノバラは、興奮と不安を同時に抱いた。
小説の世界は、危険な生物や敵対する勢力に満ち溢れていた。
しかし、二人は迷うことなく、冒険を決意する。
「私たちも、スペースドリフターズの世界に行ってみたい!」
二人は、アルティミス42号の再起動計画を立て始めた。
資料によると、再起動には、特殊なエネルギーが必要だという。
二人は、図書館で手に入れた情報をもとに、エネルギー源の探索を開始する。
数日後、再びあの廃墟へと向かった。
そして一度目に訪れた時は見慣れない床下点検口のような扉を開けてみる。
そうすると螺旋階段が下の方まで続いている。
二人は勇気を振り絞ってその階段を降りていく。
5分ぐらい降りただろうか?
ようやく更にその下に行く地下室の入り口に辿り着いたようだった。
真正面にある大きなエレベーターの横の壁にある操作盤を開けるノバラ。
赤外線カメラ暗視モードモニターで見てみると基盤の中にエレベーターを起動するための暗証番号を入力するテンキーロックが…。
ノバラ「この暗証番号を正確に入力しないとエレベーター動かないよ」
アヤメ「私のAIちゃんに解いてもらうから、チョット私に見せて」と言ってアヤメは、後頭部の首のつけ根にあるテスターコードを延ばしてそのテンキーロックの近くに翳した。
瞬く間に正確に暗証番号を解いて入力して開錠してしまった。
次に勢い良く発電機のモーターが起動する音が響いて暗かったエレベーターの前の照明がつき明るくなった。
ノバラ「さすがアヤメ!デザインヒューマン特待生!」
アヤメ「このエレベーターに乗って早く行きましょう」
エレベータードアが開きその中に乗り込む二人。
エレベーターの中には一つの行き先のボタンしかない。
そのボタンを押すノバラ。
するといきなり動き出したかと思うと。。。
エレベーターは落下するような速度で下の方に移動していいた。
アヤメ「怖いよ…」
ノバラ「大丈夫…なるようになるよ」
そして段々とエレベーターは減速し始めた。
ソフトランディングするようにエレベーターは停止した。
ノバラ「ここって相当地下だね...地上からどのくらい下か?測ってみる」
アヤメ「止めて!ノバラの出す電気信号がここのセキュリティーコンピュータシステムに感知される!私たちと特定されるから止めて!」
ノバラ「そっかーあぶねー(笑)」
アヤメ「私ここに来るまで私のイメージセンサーで測っていたからだいたい判るよ。おそらくここまで300メートルくらいかな?」
ノバラ「地下300メートルといえば…核廃棄物処理施設?」
アヤメ「うん…おそらく核廃棄物が安置されているかもしれない…調べるね、私のガイガーカウンターで…とりあえずこの位置からでは、私たちの体には影響を及ぼすほどの放射線ではなさそう。でもここから念のため注意して進もうね。」
そうして二人は非常灯・誘導灯が点いた通路を歩いて行く。
ノバラ「アヤメ!うわっ!ココは何?!」
二人の眼前に拡がる何層の遮蔽壁で覆われた巨大な施設…。
アヤメ「ガンマ線が放出された跡があるわ!遮蔽壁の中はおそらく…高温プラズマを長期間維持できる特別なジェネレーター…小型加速器…超伝導リングサイクロトロン…なぜこんなものがこの地下施設に?」
ノバラ「たぶんだけど…ワームホール発生装置に転用される目的で製造された加速器。」
二人はようやくエネルギー源を見つけ出すことに成功した。
それは、ヤマト東京の地下深くに眠る、近代産業遺跡の奥底に隠されていたのである。続く…。
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