5.19 ペンテコステ
聖霊降臨祭は、イエスさまの復活から50日目に、みんなでお祈りしていたら、聖霊が降ってきたという日。
聖霊は「風」「鳩」「炎」のかたちで登場します。
私は堀潤の「激論サミット」を見るたびに、一年中ペンテコステな気分になっています。(床の炎で)
ところで、エル・グレコの『ペンテコステ』は何か奇妙じゃないですか?
でもタテ幅を80%縮めるといい感じに。
たまに「“父と子と聖霊” の “聖霊” って何?」ってきかれます。
あるときルーマニア正教会で、留学生ガールが神父さんのお説教を同時通訳してくれました:
「聖霊ハ、良イ事ヲシテクレマス」
聖霊とはそういうものらしいです。
400年前、日本のキリシタンは「Espiritu Santo」を邦訳できず、「すぴりつさんと」と呼んだり書いたりしていました。
のちにカトリックや各派が「聖霊」と邦訳。(中国のキリスト教の「聖靈」を輸入?)
陣内大蔵牧師は「ぼくなら、“(聖なる)気” と訳しますね」と。それもいいかも。
彼の楽曲は、しょっちゅう風が吹いています。(MVもほぼ暴風が吹いています)
『Blow wind blow, 風よ吹け』『風を見たくて』『新しい風』『僕は風 君は空』『僕の風が今変わった』……。
聖霊がしょっちゅう来ているのでしょう。三(・∀・)
ChatGPTに「聖霊降臨祭に特別な料理を食べる地域は?」と訊ねたら、「イタリアのトリノ」が出てきて。(その後、同じ質問をしても「トリノ」は出てこない。ChatGPTってそんなキャラ)
とりあえずイタリアンが食べたかったのでトリノ料理に決定。作るのはいつもの夫。
《本日のメニュー》
・スパークリング・ワイン(ノンアル)
・グリッシーニ
・夏野菜のバーニャ・カウダ
・パプリカのパスタ
・魚介と野菜のフリット・ミスト
・ムール貝のワイン蒸し炒め
・赤ワインのジェリー
まず夏野菜のバーニャ・カウダ。バーニャ・カウダってトリノ発祥の冬の料理らしいです。夏はバーニャ・フレイダ(冷製)で食べるとのこと。でもまだ5月だし、熱々のほうが美味しいので、熱々で。
オリーヴオイルでバターを溶かして→牛乳で煮て潰したにんにくを炒めて→アンチョヴィを加えて煮て→レモンジュース+塩+黒こしょうで味付け。こんなにシンプルなのに、めちゃうまソースが完成!
☆バーニャ・カウダに付けて特に美味しかったものBEST3
1位 ぶっといアスパラガス(いい感じにチン)
2位 ローストポテト(カリカリの皮付き)
3位 オクラ(ちょっとチン)
その他のバーニャ・カウダの具材は、グリッシーニ(トリノのブレッドスティック)、チンしたカリフラワー+にんじん、生のマッシュルーム+ミニトマト+ラディッシュでした。
パーティっぽい料理なので、野菜嫌いの子どももノリで野菜をいっぱい食べてくれそう。
パスタは「ペペローニのパスタ」を作ってもらおうと思ったのに「ぺぺローニ」が売ってない!(そもそもペペローニって何?) 急きょパプリカのパスタに変更。
スーパーにパプリカを買いに行ったら、何年ぶりかに楳図かずお先生に遭遇!
「楳図先生を見かけると良いことがある」といわれています。これは聖霊のお導き?
買ってきたパプリカを直火であぶって皮をこすり落とし→にんにくの風味をつけたオリーヴオイルでよく煮て→イタパセ+ケイパー+アンチョヴィを加えてちょっと煮るとパプリカソースが完成。ペンネにからめると、初めて食べる美味しい味! パプリカソース、おススメです!
そして魚介と野菜のフリット・ミスト。揚げ物の盛り合わせです。鉄道が発達して魚介が手に入るようになる前は「トリノのあるピエモンテ州の11月(屠畜月)の肉料理」だったそうです。食べにくい部分も衣を付けて揚げちゃえば何もかも食べられる、闇鍋的な料理というか。(`・ω・Ⅲ)
今回は、イカリング、鱈、なす、ズッキーニを、KALDIのフリット粉を溶いた衣に付けて揚げました。さっとレモンを搾って、熱々をいただきます。これは旨いに決まってますね。
ムール貝のワイン蒸し炒めは、気がついたら夫が作っていました。たぶん無意識です。最近はあさりよりもムール貝の方が安いみたいで、時々ムール貝を買ってきます。今回はワイン少なめで、にんにくとパセリたっぷり。普通に旨いです。
デザートは赤ワインのジェリー。でも寒天で固めたら食感がイマイチ……。赤ワインのジェリーはジェラチンで作ったほうがいいですね。
あとで夫が、寒天ジェリーをクラッシュして、アイスクリーム+ホイップクリーム+いちごを載せて、パフェを作ってくれました。これは旨~い!
ちなみにマージパンの鳩は、やはり途中で私が飽きてしまって、2羽とも夫作。
聖霊きてください!
世界や能登のめちゃくちゃを整えさせてください!
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