このまちを見つめ『いつも』の中で備える〜白野江防災まちづくり講座〜
R5.2.18(土)
北九州市門司区の白野江市民センターにて、
防災まちづくり講座を実施しました!!
校区まち協&市民センター生涯学習講座での呼びかけにて、多くの方がご参加くださいました。
一方的に講義を聴くようなスタイルではなく、
『参加型』の講座にしたかったので、『グループ』ごとの座席にしていただいていました。
次々と、想定以上の方がご来場するもんだから、グループを追加!!!(笑)
こんな寒い時期に、雨の中、こういうテーマで多くの方にご来場いただけたのは、とっても素晴らしいことだと思います。
館長さんいわく、
『これまでの講座が素地になってる』とのことで、
ぼくも、3回目ですね、このまちで講座を実施しています。
嬉しいです。
ぼくからの話題は、以下の5点。
ぼくからお話した後に、皆さんにおしゃべりタイムを設けてもらう形式で進めます。
北九州市の最北端のこのまちは、目の前に開く、海のまちです。
都市部に比べて圧倒的に人口も少なく、高齢化も進んでいます。
自然の中での、美しい表情といつも暮らしていますし、昔ながらの地域コミュニティも深いところです。
『このまちとともに』暮らしていきたいという願いをこめた構成にしました。
ぼくから、よそ者のぼくが見た、このまちの良さを少しお話させていただきました。
その後に、各グループで、ウォーミングアップがてら、このまちの良いところを話し合っていただきました。
どんどん色んな話が出されていて微笑ましかったです。
本題の防災に関するところでは、
海・山・川・水の流れ、地震。
それぞれの暮らしの共存のなかに、ときに牙を剥く災害に備えていくことが、この豊かな自然と共存するまちに暮らすものとしてのお作法です。
どんな災害がテーマになるのかも話し合っていただきました。
特に、平成11年の台風の際の高潮災害は、皆さんの記憶に深く、恐ろしさを口々にされていました。
そんな台風や大雨が迫ったときに、
どんな行動をすれば良いか、地域のなかで声をかけ合って、避難行動の重い腰が上がっていくような地域づくりができると良いですね。
ウチにおいでって言えるようなご近所付き合いができると良いですね。
また、ご要望のあったテーマで、『非常持出品』と『備蓄』に関するお話もしました。
この2つのテーマは、
『似て非なるもの』ですよね。
非常持出品は、とっさに持って出ていくもの。
備蓄は、家にストックして備えておくもの。
です!!
その違いをハッキリさせつつ、お話をさせていただきました。
非常持出品は、どこに、どうやって、どれぐらいの期間行くのかが検討に必要です。
備蓄は、『いつも』の中で備えておくことが大切です。特別なことではないです。例えば、ローリングストックなど、いつもの暮らしの中での備えが必要です。
最後は、これらの防災に関する目線や感覚を楽しんでいただこうと、
『大人版あそぼうさい』を実施しました。
いつもは、子ども向けで実施するあそぼうさいですが、
この日は、先に原理や仕掛けをご説明したうえで、大人向けの楽しみ方をしていただきました。
アンケートにも、
『楽しんで考えることができた』
『多くの人たちに関心をもってほしい』
っていう声がとても多かったです。
防災は専門的なことでなく、
暮らしの中にある、当たり前のこととして実践していけたら良いですね。
自分のまちの自然や地形と向き合い、
生き生きと暮らしていくなかで備え、
地域のコミュニティを育み、
『いつも』のなかで過ごしていけたら良いですね。
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
ワンチーム!
これは深いテーマですね。
今日の記事も上っ面だけ、という意味もあります。
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