まだまだある誤用例(1)

聞きなれているが、実は誤った表現は多いもの。今回は非常に多い誤用例をご紹介します。

■「高み」の「み」は見ることではない
「高み」の「み」は「見る」ことではなく、接尾語です。そのため「高見」ではなく「高み」と表します。
「高み」は「高いところ」を意味します。「深み・明るみ」と同じ使い方です。理屈で考えても「高いところで見る」から「高みの見物」が正しいといえます。

■一同は「人」、一堂は「場所」
「一同」は居合わせた人全員のことを指します。そのため、「社員一同・一同、礼」などの形で使われます。一方で、「一堂」は同じ建物・場所を指します。ですから「一堂に集まる」などの形で使われます。
一同は「人」、一堂は「場所」なので、「一同が集まる」「一堂に集まる」という使い方をうまくする必要があります。

■「喝を入れる」は間違い?
もはや国民的誤用ちいわれている「喝を入れる」の表現。正しくは、「活を入れる」。「一喝する・喝を食らわす」などの表現があるので、混同しやすいですが気を付けましょう。

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