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日本帰国かグリーンカードか

移民局へ電話をかけ、私達のケースは緊急に該当せず指紋採取は不可能と分かった日の夜、夫と強行突破で日本に帰国することも考えました。

というのも、すでに私は3月末から日本での仕事が決まっていて、夫も転職に向けた準備を4月から始める計画だったからです。


今取っているフライトで一旦日本に帰国し、再開した移民局から再予約の連絡が来たら渡米し指紋採取をして、すぐに日本にとんぼ返りする、という案。

でも、その時点で各国の様々な入国制限が始まっていたので、今後悪化してアメリカに入国できなかったら、指紋採取の連絡が来ても予約に行けず、そうなると再入国許可証の申請が自動却下されてしまう。再入国許可証なしでは日本に長期滞在できず、でもアメリカにも入国できず、という、どうしようもないことになるかも、という可能性。

また、コロナが予想以上に収束せず移民局が今後半年以上再開しなかったら、アメリカ国外の滞在歴が半年以上になりグリーンカードを放棄したとみなされて没収されるかも、という可能性。

私達のグリーンカードが承認されたあとに数ヶ月違いでグリーンカード申請を進めていた同僚から、その後さらに審査が厳しくなったとの話を聞いていたので、グリーンカードを失うことはどうしても避けたい。

それに、アメリカでの転職のために日本で準備をするのに、日本へ行ったがためにアメリカに戻ってこられなくなったら元も子もない、という話。

なので、そんなリスクは侵さず、おとなしく移民局の再開をアメリカで気長に待つことに決めたのでした。


そうと決まればすることは山積み。

フライト、引っ越し手配、携帯・電気解約手続き、郵便物転送サービス…などなどのキャンセル。

今のアパートに引き続き住めるかどうかの確認。

日本の勤務予定先に事情を説明して、日本帰国ができなくなったと連絡。

どれも皆さんの理解をいただき、特に大きな問題もなくアメリカで日本帰国の日を待てることになりました。


ただ、やはりなるべく早く日本に行きたい理由が。

それは、日本に帰国するつもりで3月に仕事を退職していた私達夫婦。

全くの無収入の状態で、アメリカに残ることになった、というもの。


#コロナ #アメリカ #移民局 #グリーンカード  



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