ふるさと納税　返礼品の金額が大きいと？

税理士法人　入江会計事務所の持田です。

節税対策のための方法としてよく使われるふるさと納税ですが、
実は寄付金額が大きいと逆に課税されてしまうことがあるのは
ご存知でしょうか？

ふるさと納税の最大のメリットといえば返礼品を受け取れることですが、
返礼品の価額が大きいと課税されてしまうのです。

1年の間に多くの寄付をした方は、次の計算式で
課税されてしまうかどうかの試算をしてみましょう。

＜ふるさと納税額　300万円寄付の場合＞

①返礼品の価額を概算で計算します。返礼品は寄付金額の３割以下と
指定されているので、３割を使って計算します。
300万円×30％＝90万

②①で計算した金額から50万円を引きます。
90万－50万＝40万

③②で計算した金額を２で割ります。
40万÷２＝20万

今回の場合、③で計算した金額（20万円）に対して税金がかかります。
金額がプラスの場合、一時所得として確定申告をする必要があります。