火災保険料の値上げについて

最近ではあらゆるものが値上げされてしまい、今後もまださまざまな
値上げが予定されていますが、その中の一つに火災保険料の値上げが
あります。
今回はこの火災保険料の値上げについて取り上げてみたいと思います。

２０２２年１０月に火災保険料の改定が行われますが、具体的には以
下の通りとなっております。
①火災保険料の値上げ
②１０年契約の廃止
③建物及び家財の水濡れ、破損、汚損などによる自己負担額の増大

①火災保険料の値上げ
　値上げは直近４年間で３回目となりますが、今回は個人向け火災保険
　料の目安となる「参考純率」が１０．６%上昇するという過去最大の
　ものになる予定です。
　相次ぐ自然災害により、保険金の支払いが増大していることがその原
　因です。

②１０年契約の廃止
　火災保険料は、契約期間中にどれくらいの割合で災害が発生するかに
　より決定されますが、近年の地球温暖化により自然災害の発生予測に
　不確実な要素が増えており、将来の災害発生リスクを予測することが
　困難なこと、想定外の大規模な自然災害が発生し多大な保険金の支払
　いが起こった場合に、保険会社の収支が悪化して保険事業が成り立た
　なくなる可能性がある、などの理由から契約期間の短縮が必要になっ
　ているようです。

③自己負担額の増大
　近年の自然災害の増大による保険金支払の増大が原因で保険会社の収
　支が悪化していることや、保健の対象となっている家財の高性能化に
　より、自己負担額が増加しています。

火災保険料の値上げは私たちにとってはつらいことではありますが、それ以上に自然界にとっても現在はつらい状況になっている、ということだと思います。自然界から私たちに向けられたメッセージを真摯に受け止めて、自然にも優しい環境を実現できるようにしていきたいものです。