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#ドールとポートレート とは何か?

 初めましての方も
がっつりドールオーナーの方もおはこんばんにちは
太楼(たろう)です。

ドールとお揃いコーデで三脚を立てて
セルフポートレートを撮っております。


2013年にドール(vmf-Sayo)をお迎えし、
写真が上手くなりたい一心でモデルを趣味で始めた太楼は考えていた。
『更に効率良く写真が上手くなるにはどうしたらいいだろう・・・』

そもそもモデルを始めたのも
『上手い人に撮られたら勉強になるやんけ』
と最短で写真と言うものを理解する為である。

効率をひたすら愛する太楼が
ポートレートを撮る為のモデルを捕まえる困難さに疲弊した結果
『暑い寒いも言わず365日付き合ってくれる最高にして最強のモデル』
として始まったドールと言う相棒かつ趣味だったが

もっと楽しく!
もっと効率良く!
をレッツラ混ぜ混ぜした結果

カメラの使い方にも慣れて
自分のポージング練習も出来て
うちのこかわいいも出来る…

【セルフポートレートとドール撮影を同時にしたらいんじゃね?】


天才の爆誕である。
 

 2013年当時Twitterには《#ドールとオーナー》
という既存のタグはあったのだが
一緒に写る、そのものが主体よりも『お揃いコーデ』かつ『ポートレート』という作品性を出したかったので2013年9月25日に
《#ドールとポートレート》
《#ドールとセルフポートレート》
と言うタグを作ってみた。

単純に人間と小さいものだったり
異種族が共に生活してるの最高じゃん?

それが!
写真だと!
出来るんです!!!!!

ドールと一緒に写真に人間が写ると言うと
高めのハードルを感じるかもしれないが
そもそもドールって何だろう?って話である。

遥か昔から現代に至るまで人は人形に服を作り、
着せ替えることを楽しみ
見て楽しみ
家族として慈しみ人間と共にあった。

大切な玩具であり家具であり
家族であり美術品であり
人によって様々な存在である“ドール”。

メイクやボディのカスタムで世界に一つだけのその姿は
さながら自分でチューンナップした車であったり、
日々手入れをして味が出た家具の様である。
忙しくてお世話出来なくても変わらずそこに居て
ペットに近い癒しもくれるし、
他人に向けるには躊躇するような沢山の愛情を注ぐことも出来る。

慣れ親しんだ家具が無くなっても、
ずっと一緒にいたペットが亡くなっても人は泣くだろう。
そう言う存在であると私は思う。

家族やペットとの楽しいひと時
お気に入りの椅子に座った自分。
そういった大切な時間を、うちのこと自分なりに作れる。

本質的にはマイカーと記念写真と同じジャンルである。

しかし、撮り方の工夫で普段動かない『ドール』が
『うちのこ』として生きている瞬間を切り取れるのが写真と言うツールであり
《ドールとポートレート》
なんじゃないかなぁと思うのだ。

つまりは家族写真、それでいて本当でありつつ本気のごっこ遊び。

『真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!』
by タモリ

である。

 私の中でのドールとポートレートの定義は

・(出来れば)お揃いかリンクコーデ

・ポートレート(人物写真)である

 

ちなみにポートレートとは元々は絵画の肖像画を指し、現在では人物写真もポートレートと呼ばれている。

『生き生きとした写し』と言う意味もあるので、
人物とうちのこも生き生きしていてくれたらなぁ…
と言う願いが込められている。

 
ドールとお揃いにするメリット

・説明しなくてもチームであることがひと目でわかる。
・それによって物語や関係性が産まれ、より作品としての精度が高まる。(自分でも物語を作りやすい)
・普段の自分の買い物の視点や視野が広がる、それが新しい楽しみに繋がる。
・お揃いはとにかくいい。可愛い、格好良い。

 服が見つからないのが目下の悩みではあるが
どう合わせていくか
自分のスタイル(体型や雰囲気)にどう落とし込んでいくかを
考えるのも楽しみであり、見つけた時の高揚感とそこから始まるロケーションや設定や小物選びの妄想が本当に楽しいので全人類にやって欲しい。
 

ちなみに太楼さんちのvmf-sayo(現在のエンジェルフィリア)はオビツ50骨格がベースの48センチのオリジナル外皮である。
60センチと40センチが主流の3分の1ドール界隈で非常に異端であり、つまり
《本気で服がない》のである。

『全部自分で洋服作ってるのかと思いました〜』
とよく言われる理由がこれである。
服がとにかく無さ過ぎるので作って居なければまずお揃いなんて無理だろう、と言う世界の共通認識。

作ってません!!!!!


(※黒のチュールスカートとスイカ水着2着だけは作りました。オール手縫いで。家庭科は学年1位だがミシンが死ぬ程怖いマン。)

 

じゃあどないしてるん?と言いますと
基本的にドールショップや通販・ディーラーからの購入。

自分の服は元々持っているものや古着屋・メルカリなどでの購入になる。

ここでのポイントは

《形が綺麗で自分の体型に合っていて今後も普段に着れること》

である。撮影の為だけの衣装より、
ドールとお揃いかつ服が増えると無駄が無く効率的。
ドールの為にもお財布を大切に。

形の綺麗さを重要視してるのは
ドールと並んだ時にシルエットが良くないと

“スタイルが悪く見えてしまう”

これが効いてくる。
めちゃくちゃ重要。

ドールの美しさや可愛さを引き立てる為に
自分もいい感じにすることで画面がトータルで良くなる。
そして『自分で服を作る技術を上げる時間を写真に充てたい』
既製品並の形の美しさを求めると、探すのに数ヶ月・数年かかろうが既製品で探した方が効率的じゃない??
と言うのが太楼の見解です。
見つかった時めっちゃ嬉しいし。縁を感じる…

そもそも、ドールとポートレートのタグを作った理由が

《他のドールオーナーさんのお揃い写真が見たい!!!!!!》

と血涙流しながらの心の叫びだったので、
お揃いコーデとセルフポートレートのハードルを自ら下げる為に縛りを入れておりました。
(世間のハードルを下げる為に自分のハードルを上げていくスタイル)

・服を作らない
・スタンド使わない(消すのが面倒な為)
・ライティングしない

とにかく難しいことをしない!
をテーマに、その中で出来る事を模索。
現在ではディーラーさんに有償依頼して服を作って貰うこともごくたまにあるし
(これもマニーがかかるし相手の都合もあるのでなかなか出来ない)
場合によってはあそ棒(棒2本の簡易スタンド)を使うこともある。

スタンドを使っての体重のあるポージングがとにかく苦手なのと、
スタンドを消す手間も嫌いではあるけど2020年現在それを避けてても成長は無いよな…
と使用時の精度を高めることも大事になっとります。

あと、ライティングに関しては機材に回すお金が無いとか機材の重さで肩が死ぬ予感とかしかしない。
ドール、小物、カメラとレンズ、三脚、それだけの機材で8kgくらい。すでに辛い。


撮影とはイコール筋力である。



 ロケ地まで機材を背負って行く体力、撮影時の体力、そしてロケ地から帰る体力も残さねばならない。


写真は筋肉、そして愛。

著者の尊敬する写真家(繊細低姿勢でガリガリのガチのヴィーガン)も
『写真の為に毎日腕立てしてます〜♡』と言っていてキャラに合わなさ過ぎてびっくりしたものである。マジかよ。
見習って筋トレとジムに行き始めたものの、あんまり体力付いた気がしません。

何年もかけてお揃いコーデを探し
重い機材を背負ってロケ地に行き
三脚を立ててセルフでドールと写真を撮るということ。
 
はい、趣味だから出来ることですね。
じゃなきゃどMとしか言えない所業ですね。


一緒に写ることに対して拒否感がある人も多い。
だけどやってみたい人も少なからず居るし、
写るのが後ろ姿や手だけでも楽しい。
人の数だけある“落とし所”を探してみて欲しいし、
それがその人らしさに繋がると思う。

服を作れる人は作ったら素敵だし
メルカリをバリバリ活用して手持ちと組み合わせてお揃いも良い。
(ちなみに私はメルカリ多用し過ぎて300件以上取り引きしている。)

まずはドールとの生活のアクセントに
『お揃い出来そうだしやってみよ☆』
の精神で是非楽しんで頂きたい。

 

《ドールとポートレート》

記念写真や家族写真としての自分のお気に入りから、
肖像画や作品としての楽しみ方まで
無限の可能性を秘めたジャンルとして育てていけたらいいな、と思う。

 




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