僕の好きな歌

こんにちは、❷です。フォロワーが知らなそうな曲と言いましたが、知っててもおこんないでね。「知らなそうな」だからね。
6曲目を更新しました。

575/Perfume

Perfumeは有名なアーティストなのでその名を知らぬ人は少ないとしても、この曲を知っている人はファン以外にあまり居ないのではないかなと思ってこれを紹介します。
曲名の通り、5・7・5のリズムで歌詞が進行していく面白い曲です。和の国日本に根付いた俳句や短歌にもこのリズムが用いられているからでしょうか、無意識に心地良さを感じてしまいます。
Perfumeのイメージとしてエロクトロニカルでアップテンポ、という印象を持っている方が多いかと思いますが、この曲には一貫して静かに波立つ夜の気配を感じます。恋愛がテーマの曲は多種多様でいいですね。中盤のラップパートにも注目です。

渇きの睡蓮/モグラ兄弟

歌唱はGUMIさんです。初めて聞いた時、その独特の言葉選びと音の運びに心を奪われてしまいました。どうしようもないほど愛する、とはこういう事を言うのでしょうか。詩を読んでいる時のように、毒を孕んでいるのに耽美な世界が朧気に頭に浮かび上がる歌詞が魅力的。曲の中で一つの世界が成立している。とにかく聞いて頂きたい。

雨宙寫眞/risou

歌唱はミクちゃん。「あまぞらしゃしん」と読みます。作曲者様の有名作と言えば「またねがあれば」、「転校前夜」などがありますが、敢えてこちらを選ばせていただきました。
先程紹介した曲とはうってかわって、この曲にはどこまでも清らかな愛が描かれています。こんな穏やかで満ち足りた最期を迎えられるのならば思い残すことなど無いかもしれません。ボカロ界のbacknumberと評されるだけあって歌詞が素晴らしい…。語りかける様な言葉に自然と涙腺が緩みます。ニコニコ動画にしか投稿されていないのが残念。もっと多くの人に聞かれるべき名曲です。

童話「暗い雨」/Haniwa

作曲者のHaniwaさんは、僕が最も愛する音楽を作る方です。僕の価値観の形成にも深く関わっている。
歌詞(というよりは詩と呼んだ方が適当か?)から断片的に読み取れる世界観はもはや常識を必要としません。そこには童話が存在しているのです。
この方の声の使い分けには本当に感服する。ゆかりの声が持つ大人の憂いと、あかりの声が持つ無邪気な少女性をこうも使いこなすか、という感じです。機械の朗読に嫌悪感を覚える人もいますが、おそらく正しい反応です。未知の世界は常に恐ろしいものです。スマートフォンだって最初は意味も無く否定されたのですから。
それから、僕はこの方の作る映像が好きなんですよ。無機質というのは最も感情を乗せやすいのかもしれませんね。是非聞いていただきたい。

憧憬人魚姫/YASUHIRO

歌唱はIAさんです。再生数という視点で見ればそんなに知られていない、と言うべきでは無いですが紹介させて頂きます。
人魚姫の童話は悲しい結末ですから、音楽や物語において悲劇のヒロイン的なあてはめ方をされがちなのですが、この曲はいいですね。まだ見ぬ王子様に憧れてみたり、知らない世界の妄想に浸ったりする様はまるで普通の夢見る女の子です。人魚姫だって女の子だ。
10代の女の子が「将来は優しくて面白いイケメンと結婚して…」と友達にうっとり話しているのを聞いているような、元気を貰えて前を向ける曲です。

コロナ/鬱P

ウイルスの方じゃありませんよ。ウイルスの名前の元となった、太陽の冠です。
音楽が溢れている今の時代、イントロ5秒で曲を判断するなんて行為がありふれていますが、音楽は0:00から終わりまでで1つの作品なのだと言うことを思い知らされた曲です。どうかイントロで判断することなかれ。せめて1:00までは、どうか。リンの魂の叫びを聞いて。
曲の解釈はいろいろあると思います。どうとでも取れるような曲だと思います。鬱Pさんは僕の尊敬するボカロPの1人です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?