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読書ログ:『不老長寿メソッド』- 若くいるためには主体的な休息が必要


鈴木祐さんの、『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』を読みました。
(Audible聴き放題対象です!)

若い肉体・精神を保つ秘訣をこれでもか!とまとめているガイドブックのよう。健康のために何をするか迷ったら、とりあえずこの本に従っておけば良いかもと思わせてくれる説得力高い一冊です。

面白かった3つのポイント、挙げておきます。

①神は細部に宿る

何が健康に良いか既に皆さんご存知ですよね。良い食事、良い運動、良い睡眠。この本でも健康に興味がある方なら、既に知っている情報がたくさん紹介されています。

しかし著者が言うように「神は細部に宿る」。
この本では若い肌を保つための日焼け止めの塗り方、脳の新しい霞回路を活性化させるための、五感の鍛え方視覚ばかりに頼らない五感の鍛え方など、すぐに生活に取り入れることのできる、ちょっとした秘訣が盛りだくさん。既に健康についてよく知っている人こそ、自分の人生をより健康にするいくつかのヒントが必ず得られるはず。

②エクスポージャー

老化を遅くするには、成長し続ける事が必要。それによって脳も体も心も活性化し、若く居続けることができます。

それに必要なのが苦痛→回復→反復のループ。

私は苦痛を避けることがストレスを減らし人生の幸福度を高めると考えていましたが、それは老化を早める可能性がある。平和ボケというやつですね。

筋肉も、適度なストレスで、回復するときに大きくなります。肉体も精神も適度な苦痛がないと成長しないのです。

コンフォートゾーンから抜け出し、新しいことに挑戦し続けること。あまりリスクを取ってない分野から、小さなリスクを取ってみることが推奨されてます。

③回復のフェーズを大切にする

ついつい後回しにしてしまう休憩ですが、主体的に休憩することで全体的な効率が上がるのでしっかり休息するべき。

例えばトップアーティストは、自分がどれだけ休む計画を立て、そして実際どれだけ休んだかと、休息に関する予実管理を徹底的に把握しているらしい。

自分の好きな休み方をうまく組み合わせて、肉体的精神的な回復を図ることを推奨している。例えば、散歩、瞑想、昼寝など。

人生100年時代になっても、老人の時間が増えただけと嘆く人もいます。しかし、老化を遅らせ、心と体を若く保つことで、与えられた時間を楽しもうという気にさせてくれる良書でした。

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