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決意のパンプス

もう2021も終わりのカウントダウンが始まって、どこそこウキウキしちゃうクリスマスももう目と鼻の先まできた本日です☺︎

実は、腰を痛めて会社を2週間ほどお休みをいただき、実家に帰省をしました。今日はそのお話。

実家に帰ると歯を食いしばってでも頑張らないとって思う。

実家に帰ってお母さん、おばあちゃんがあったかく迎えてくれるたびに嬉しい気持ちと胸がキュッって苦しくもなるんだ。
いつもなら、こんなにご馳走作らないんだろうなとかこんなに出かけたりしないんだろうなとか思うと、エリが帰ってきたからってそんなのいいんだよ〜って胸がキュッとする。

私のお母さんはシングルマザーで今は、おばあちゃんと2匹のワンコ達と暮らしてる。

私の両親が離婚したのは私が大学3年ぐらいの時だったかな。でも、お父さんとは小学生ぐらいからほとんど会ってなくて、家にもたいしてお金を入れないし、家にもほぼいないから、娘のわたしからするとパパは"お父さん"ってより自分の人生を謳歌してる人。娘眼線で言うと、一家の大黒柱はガッタガタ。

お母さんはそんな中、ほぼ女手一つでエリと妹を育ててくれました。いつも夜ご飯やお風呂はお母さん方のおばあちゃん家で食べたり過ごす時間がとっても多かった。

お母さんはエリがやりたいことも妹がやりたいことも全部やらせてくれた。全力で応援してくれた。自分の保険を解約して、そのお金で留学や大学に行かせてくれた。2人の娘の背中をお母さんは必死に歯を食いしばって押してくれてた。

巨額の返済額に不安を感じて、これから一人でどうしようって孤独も感じたと思う。きっと今も感じてるはず。

今、お母さんは手取りのお給料全部をエリと妹の学費の返済に当ててくれてる。毎日必死に歯を食いしばって生活をしてる。自分の洋服も何も買わないのに、今回の帰省で腰を痛めたエリのためにって、新しい職場用のパンプスを新調してくれた。

今回帰省して、正直エリは身体もメンタル的にもダメージある状態でもうダメだ、会社やめたいって弱音を吐いてしまった。お母さんはその度に"はいよ〜、そうだね〜、"ってニコニコ笑いながら話をスルーしたけど、お母さんとおばあちゃんと今回一緒に時間を過ごしてて、改めてエリがこの人たちの前で簡単に弱音を吐いちゃいけないなって思った。

いつも本当に笑顔で、"笑っちゃうくらいお金ない!"なんて言ってるお母さんが、目の前でお金のやり繰りどうしようって本気で悩んで、沈んでるの見たら目が覚めた。
お給料もらって僅かなボーナスもあって、貰ったお金を全部自分のことに使える今の環境は恵まれてるって思ったし、ここまで一人で必死に支えてくれた人を想ったら、エリの弱音なんて甘えだなって思った。
だって、大好きなお母さんが自分への贅沢はたまにコンビニでタバコを買うことぐらいかな、なんて言ってるのみたら、“エリが頑張るから、もういいよ!"って口から自然と出てくるもん。

だから、エリや妹が帰ってきたからって何も特別なことはしないでいいよ、ご馳走もいいよって思う。エリは一緒に実家で過ごせることが幸せ。

エリの家族は胸がキュッって苦しくなるくらいあったかい。
エリをここまで連れてきてくれた周りの人の為にも、エリは頑張らないといけないなって、歯を食いしばってまた頑張るぞって、新しく新調したパンプスに決意表明したの☺︎

このパンプスでまた、空港内を必死に駆け回ってお仕事頑張るぞ〜🥿

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