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【低用量ピル】ルナベルの副作用って?飲み方、効果までどんな薬か全て解説!


今回は数ある低用量ピルの中でも「ルナベル」について詳しく知っていきましょう!
ぜひ最後までお読みください(_ _)


1.ルナベルとはどんな薬?

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ルナベルとは、低用量ピルで月経困難症の治療に使われるお薬です。

✔低用量ピルの1つ

低用量ピルとは、エストロゲンが30~40μg含まれているピルのこと。

別名ノルエチステロン・エチニルエストラジオール配合製剤とも言われます。

✔月経困難症の治療のために使われる薬

月経困難症の治療目的で処方されるので、保険が適用されます。

月経困難症の治療目的で処方されるお薬には他にもありましたよね。
超低容量ピルのヤーズ・ヤーズフレックスがそうです。

✔避妊効果はあるが、避妊目的では使っていけない

避妊効果はありますが、自費でも避妊目的で処方されることができません。

 2.ルナベルの効果

ルナベルには排卵を抑える作用と、子宮内膜が増えるのを抑える作用があります。

プロスタグランジンという痛み物質の産生も抑えられて、月経困難症が改善していくしくみです。

ルナベルを飲んでいれば排卵しないので、間接的に避妊効果を得られていることになります。

しかし、おそらく日本で「避妊目的」での試験が行われていないために避妊目的での処方は認められていないのでしょう。

ヤーズやヤーズフレックスもそんな感じでしたよね。


3.ルナベルの副作用とは?

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・マイナートラブル
・血栓症

大きく分けて上記2つに分類されます。順に解説していきます。

✔マイナートラブル

マイナートラブルとは、服用して数ヶ月以内に治まる不快な症状のことです。

【5%以上の人が経験するマイナートラブル】

・頭痛
・気持ち悪さ
・不性器出血
・乳房の痛み、乳房不快感

【0.1~5%未満の人が経験するマイナートラブル】

・発疹
・貧血
・浮腫・体重の増減
・体のだるさ、めまい、いらいら感、眠気
・血圧の変動
・吐き気、腹痛
・尿道炎
・不規則月経


他にも色々ありますが、人によって出現する症状は様々。

あまりに大変だったら医師に相談するべきですが、そのうち治るものなのであまり過敏にならなくても大丈夫です。

とはいえ、毎日吐き気やだるさを感じる状況になってしまったら相当しんどいと思います・・私がそうでした。

処方して数ヶ月は医師のところに頻繁に通うと思いますので、なんでも相談してみてくださいね。


✔血栓症

血栓症とは、全身をめぐる静脈のどこかで血液がかたまり、詰まってしまう病気です。

ピルには血栓症のリスクがあると言われており、ルナベルもその例外ではありません。
頻度は低いものの、注意する必要があります。

血栓症の症状・予防法はこちらでまとめていますので気になる人はご一読ください↓

【ピル】血栓症の症状と予防策について解説します。【知らないと危険かも】


4.ルナベルの飲み方と注意点を解説

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では最後に、ルナベルの飲み方と服用中の注意点を解説します。


✔21日飲んで7日間休薬する飲み方

ルナベルは21日間続で服用したあと、7日間休薬する飲み方をします。

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引用:お薬の飲み方|富士製薬工業株式会社


上記のような可愛いデザインのパッケージにお薬が詰まっていて、毎日1錠ずつ飲んでいきます。3週間(21日間)飲み終えたら、その後1週間はお休みの期間です。

お休みの期間中に、消退出血という名前の経血がやってきます。

✔注意すること

・毎日一定の時刻に内服すること
・1錠目は生理初日~5日目以内に飲むこと
・休薬期間が終わったら、出血が続いていても次のシートを飲み始めること
・勝手にやめないこと

上記を注意していれば、安全に飲むことができます。

1錠目を必ず生理日初日に飲まなくちゃいけないわけじゃない、というところが他のピルと異なるところ。

どっちのほうが良いとかはないので、自分にあっていればそのまま飲み続けてくださいね。


✔飲み忘れてしまった時の対処法↓

万が一飲み忘れてしまったら、次のように対処しましょう。

【当日飲み忘れに気づいた場合】
・その日のうちに飲み忘れた1錠を飲む

【翌日飲み忘れに気づいた場合】
・気づいた時点で前日分を飲み、通常通りの時間にもう1錠を飲む

【2日以上連続して飲み忘れた場合】
・気づいた時点で1錠のみ、その後通常通りの時間にもう1錠を飲む

一日2錠以上飲むことはない、とおぼえておくと間違いがないですね。


5.まとめ|ルナベルは月経困難症に使われる低容量ピルです

以上、ルナベルについてまとめてきました。
ポイントをまとめます。

・ルナベルは月経困難症に使われる低用量ピル
・副作用はマイナートラブルと血栓症に注意
・飲み方:21日飲んで7日間休薬するタイプ
・避妊目的での処方はされない


もしルナベルが合わない場合には、医師に相談してみてください。
きっと、他のお薬を提案してくれると思います。

それでは、今回は以上です。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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