松下幸之助は本を読まないと言ってるのになぜあれだけ書けるのか?
こんにちは。ランランです
経営の神様ともいわれる、松下幸之助さんは
自身について「本は全く読まない」と語っていました。
しかし、こう聞くと本を読まないのに、ベストセラー作を何本も書けるという一見矛盾したように思えます。
常識的に言えば、知識のないところに文章が生まれるわけはなのですから。
しかし、よくよく考えてみると、知識があったから書けたというよりも、特別な知識がなくとも書けただけといったほうが正しいのかもしれません。
私が松下さんについて感じたのは、おそらく普通の人の想像を超える量の経験をし、観察眼に優れていたのではないかと思います。
これは長年書斎に籠もって、人生経験をせず読書ばかりしていた人にはできないことでしょう。
松下さんは、独り善がりに読書して籠もっているよりも、社会性を重んじていたのです。
特に松下さんの著書を読んでいると、かなり読者に寄り添って平易な文章で書いています。
なぜなら、観察力が元々優れているため、嘘偽りなく思ったままに書けばよいので、難しい言葉を使う必要はないからです。
それが、ベストセラーにつながった大きな要因でしょう。
精神論系の本は、どう書くかより誰が書いたが重要
やはり何冊も読んできて感じるのは、精神論系の本を読むとき、どれだけ響いてくるかは書いた著者によると思います。
そもそも精神論系の本は誰にでも書きやすく、おそらくAI作文に任せても、まじかで本物に見えるほどありったけの文章は出せます。
でも、読み手側の評価からすると、どうか書かれているかよりもやはり、誰が書いたかが重要になってくると思うのです。
例えば、無名のサラリーマンが書いたものとプロ野球選手イチローさんが書いた精神論についての本となると、
どうしてもイチローさんの本を選ぶはずです。
松下さんも同様に、世間に自分の存在を見せつけていたからこそ、誰かが読んでくれるわけです。
結論:精神論系の本は、特別な知識がなくともいくらでも量産可能
自己啓発書のいいところは、自分の人生の指針になるということです。
どうしても、自分の専門分野ばかりやってると、どうしても視野は狭くなってしまいます。
だからこそ、たまにはこういう生き方もあるんだぞと、教えてくれるのが自己啓発なのです。
ただ、精神論系の本は書きやすく、簡単で量産型ではあるため、あれこれ手を広げて読みすぎると効果は薄れます。
気に入った著者1冊の自己啓発本を確実に読んでいくことが大切になるでしょう。
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