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オールラウンダーになりたい

「高校までに陸上競技を通して学んだこと」「環太平洋大学で陸上競技をする理由」についてまとめた新入生レポート。鹿児島県の鶴翔高校から入学した中島太陽の目標は日本代表。同郷の偉大なランナー・永田宏一郎先生を彷彿させる伸びやかな走りを見ると、その大きな目標も大きすぎることはないと感じさせられます。

熱血的な勧誘を受け、陸上競技の世界へ

私は小学校2年で野球を始め、中学校でも3年間野球をしていました。ポジションはピッチャーでした。ただ、冬場は筋力トレーニングや長距離走などをしていて、走ることは好きでした。中学校の時に出場した陸上競技の総体(総合体育大会)や駅伝大会で、高校の監督から熱血的な勧誘を受けたことで、陸上競技でどれだけ通用するのかを知りたくなり、陸上競技を始めました。その際、高校の監督に「オリンピックに出たいです」と言ったのを覚えています。

陸上競技は自分との戦い

陸上競技は、駅伝や練習などではチームで助け合いますが、いざ走っているときは自分との戦いです。特に駅伝は、一人の失敗でチームが壊れてしまうということがあります。私は高校2年生の時、県高校駅伝で1区を任されましたが、自分に負けてしまい、33分40秒もかかってしまいました。この経験が、その後の練習やインターハイにつながりました。「失敗から学ぶ」ということを身をもって知ることができました。また、全九州大会での入賞やインターハイ出場など、上位大会で走れたことも、とても良い経験になりました。

インターハイは無念の予選落ち

しかし、足りなかったことや、やり残したことが大きく2つあります。1つ目は、3年間を通してトータル1年間くらいの期間はケガをして思うように走れなかったことです(これをプラスに考えると、ケガをせずに練習や試合を積むことができれば、まだまだ可能性があるということになります)。2つ目は、3年の時に出場したインターハイです。目標は決勝に残ることでしたが、まったく実力を発揮することができず、予選9位に終わりました。レース後も、決勝の舞台で戦いたかったと強く思いました

もっと高いレベルで勝負したい

大学では、ケガせずトレーニングを積んで、インターハイでの借りを返したいと思っています。ですが、大学ではもっと高いレベルで勝負がしたいと思っています。私が環太平洋大学に進学することを決めた理由は2つあります。1つ目は、1500mのレベルの高さです。去年の日本インカレ1500mで環太平洋大学の先輩が3名全員決勝に残っていました。この結果と、動画やタイムを見て、すごい勝負強さだなと思いました。同時に、こんなに強い選手を育てる指導力というものは並大抵のものではないなと思いました。私は、吉岡先生とは高校時代、一度もお話しする機会はなかったのですが、「この監督の下でなら、のびのび陸上をすることができる。この先生の下で陸上をしたい」と強く思いました。2つ目は、最先端の設備です。高地に近い環境でトレーニングをすることができる施設や、筋トレルームなど、科学的な方法でトレーニングをできる環境があり、より高いレベルで競技ができると思ったからです。

オールラウンダーになりたい

大学4年間での目標は、日本インカレ優勝、そして日本代表として走ることです。大きすぎる目標かもしませんが、この目標はぶらさずに必ず実現させたいです。目標タイムは、1500mで3分30秒台、5000mで13分40秒台です。中距離から長距離までこなすオールラウンダーになりたいのです。この目標を達成させるために必要なことは、やはり、チームメイト、そして監督との日々の練習です。高校の時は、高校総体の前に1500mに合わせた練習をするという流れでしたが、大学では専門的にやっていきたいと思っています。また、長距離、駅伝を通して、基礎的な持久力もつけていかないといけないと思っています。

目標を達成して、恩返しを

まず1年目の前半は、とにかく土台作りだと思っています。4年間、ケガをせずにしっかりトレーニングを積むことができれば、目標は必ず達成できると信じています。この目標を達成することで、これからの人生に自信がつきます。そして何より、親への恩返しができます。高校時代からずっと「親へ恩返しをするんだ」という気持ちで競技を続けてきました。大学ではもっともっと恩返しをしたいと思っています。

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