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自分だけのラーメンをカタチに! 町田店限定の「マイ・ラーメン」とは?

自分の好きなものだけを食べられるのは、子どもも大人も同じくらいに嬉しいこと。そんな自分好みのラーメンを作るマイ・ラーメンというサービスが一風堂町田店だけで展開されています。自分だけのラーメンづくり、その心躍る楽しさを、「マイ・ラーメン」の試食会の模様とともにお伝えします。

WORDS by SHOTA KATO
PHOTOS by HIROHITO ITAGAKI(ZOU)

自分の好きなトッピングを、セレクトできるシステム。

こんにちは。編集者・ライターの加藤です。前回、一風堂国内ユニフォームのリニューアルについての対談記事をお届けしましたが、今回は「マイ・ラーメン」という町田店独自のサービスをご紹介します。 「マイ・ラーメン」とは、7種類のトッピングの中から好きなものを3つ選び、自分好みのオリジナルラーメンをオーダーできるというものです。町田店は家族連れの来店客が多く、子どもにラーメンを楽しんでほしいという思いから、6月17日よりスタートしています。

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トッピングはチャーシュー、半熟塩玉子、ネギ、辛味噌、きくらげ、ワンタン、のりと、オーソドックスなものからニッチなものまで、幅広いラインアップからチョイスできます。もちろん大人もオーダーできますが、スープ・麺はお子様ラーメンの分量につきご注意を。空腹が満たされない場合は替え玉してちょうどいいかもしれません。 町田店では、一風堂のウェブサイト上で募集した3組の親子モニターをご招待して、「マイ・ラーメン」の試食会を開催しました。

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「マイ・ラーメン」を発案したのは、一風堂 町田店の野口正洋店長。来店客から「こんなラーメンはありませんか?」「こんなラーメンにしてほしい」という声を直接聞く機会が続き、「お客様の希望通りのラーメンを作れないだろうか。もっと選択肢を広げて楽しんでほしい」と考えたことがきっかけになっているのだとか。 「最大のヒントはお子様ラーメンでした。ご家族連れのお客様が来店された際に、お子様ラーメンを食べる子どもがお父さんからチャーシューを1枚もらったりするシーンが多く見受けられたんですね。小さいお子様ラーメンを食べる子どもほど、いろいろなラーメンを食べたがっている思いが強そうですし、“お子様”という響きから、小学校高学年くらいの子がオーダーしなくなるのも残念だなということで、思いきって、自分だけのトッピングを楽しめる『マイ・ラーメン』を始めてみようと考えました」

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皆さんの「マイ・ラーメン」の感想は?

「マイ・ラーメン」のベースは白丸です。具はナルト1枚というシンプルさ。選んだトッピングはプレートの上に小分けになった状態で配膳され、試食会に参加した皆さんはお好みの形に盛り付けていきます。 食べたいラーメンを自分で作る「マイ・ラーメン」。自分が好きなトッピングを選んだのだから、子どもたちは残さないようにペロリと完食。自分で盛り付けるというひと手間も楽しみながら、家族の食卓に普段とは違うコミュニケーションが生まれていました。試食会が終わったところで、参加者である3組のご家族それぞれに「マイ・ラーメン」の感想を聞いてみると…。

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「家族で一風堂に来るときは、まず一杯を僕と娘の二人で分けるんですよ。お腹いっぱいにならなかったら替え玉をして半分ずつ。最後に僕だけ半替え玉という感じ。娘は1人前を完食できるようになって、油断していると僕の分まで食べられてしまいます(笑)。マイ・ラーメンは子どもにとって嫌いなものを抜けるというのがいいですね。僕はチャーシュー・半熟塩卵・きくらげ、ワンタン、娘はきくらげ・のり・チャーシュー2つを選びました。好きなものだから残さないし、自分で盛り付けるって面白いですね。娘はゆでもやしをトッピングに入れてほしいと言っていました」

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「トッピングがプレートに乗っている感じが可愛いですね。子どもたちは普段の食事よりも楽しさがあるみたいですし、親目線では、好きなトッピングを自分で盛り付けるほうが食べようとしてくれる感じがします。娘は少食なのですが、マイ・ラーメンだとちょうどいいみたいです。息子はよく食べる男の子だから、ちょっと足りないのかな。餃子をトッピングに入れてほしいそうですよ(笑)。息子はのり・チャーシュー・ネギ・半熟塩卵を選んで、娘はのり・チャーシュー・きくらげ・卵。私はワンタン・ネギ・辛味噌・半熟塩卵にしました」

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「私はきくらげ・のり・卵・ワンタンを選びましたが、3種類あってもワンタンを絶対最初に選びますね。息子たちは二人とも一風堂が大好きで、長男はチャーシュー・卵・きくらげ・のり、次男はネギ・きくらげ・チャーシュー2つを選びました。マイ・ラーメンは子どもと女性にちょうどいいサイズだと思いますが、育ち盛りの息子たちには足りなかったみたいで、二人とも替え玉をしていました。我が家で息子たちが盛り付けをするのはお手伝いをしてくれる時くらいなので、マイ・ラーメンをきっかけに自分たちですすんでやってくれるといいですね(笑)」

店長が思い描く「マイ・ラーメン」のこれから

「マイ・ラーメンには、子ども以外にも、食が細い人や糖質が気になってラーメン1杯を食べきれない人、呑んだ帰りの締めのラーメンとしてちょうどいい量のラーメンを食べたい人、久々にラーメンを食べるご年配などにも応えたいという思いが込められています。ワケあってラーメンを控えていた人たちが、またラーメンを食べるきっかけになりそうなマイ・ラーメン。今後の構想を野口店長が語ってくれました。

「現状、トッピングは7つに絞っていますが、多様化していきたいですね。それこそ麺とスープの種類すら増やしていけたら、よりお客様に楽しんでいただける幅が広がるんじゃないかと。マイ・ラーメン自体は町田店から他の店舗にも広げていきたいと考えています。自分の好きなラーメンを作れるって、どこにでも通ずるものがあると思うんです。なので、トッピングをそのお店用にアレンジして、それぞれの地域のお客様に合った形でやれたらいいですね」

自分で好きなものを選べる楽しさや、好きなものが目の前に現れたときのワクワク感は大人になっても変わらないもの。この夏は、町田店でマイ・ラーメンを味わってみてください。

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WORDS by SHOTA KATO
加藤将太 / OVER THE MOUNTAIN

IPPUDO OUTSIDE 編集担当。1981年、山梨県生まれ。紙・ウェブ媒体の企画・編集・文章執筆からイベント・番組の司会進行まで幅広く担当。2011年3月にウェブマガジンCONTRASTの立ち上げに携わり、2013年7月より世田谷は松陰神社商店街のシェアオフィスを活動拠点とする。2014年10月には自営業の屋号として「OVER THE MOUNTAIN」を開設。今日も明日もこれからも「ひと山を越え続ける」。

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