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急がば回れ、集客しない看板

前回書いた看板作戦、順調に準備が進んでいます。駅や動物園に申し込みを済ませてデザインも入稿。今回、製造キッチンの看板以外は私が担当。素人ですが夫の指令に従います。ざっくりデザインして夫に確認しながら微調整。

リアルタイムで
校正出来てLINE便利。

取り敢えず夫のOKが出たので一安心。後は待つだけ♪と、思ったら鉄道会社さんからメール。何か問題が!?ドキドキ。

あ、なんだ。『大丈夫です。そのままお願いします。』と返信。お手数かけて申し訳無かった。でも、まぁそうだよね。せっかくお金出して看板付けるのに住所も店の情報もほぼ無しなんて。看板出す意味無いじゃんって思われるよね。

でも、一応これには私達なりの考えが。

看板って一般的に集客ツールの意味合いが強いですよね。だから店まで来てもらうための住所やQRコード、アピールポイント何かを入れる場合が多い。

もちろん、それも大事。ただ自分達としては集客って段階があるって思っていて。最終的には商品を買ってもらうのが目的なんですが。

例えばですけど、ある日突然知らない人からメールが来たら開けるのためらいますよね。下手したら読まずに自動で迷惑フォルダ。

じゃあ近所の名前は知ってる人で何度か見かけた人からならどう?一応開けて読むかも。でも話した事ないしまだ警戒しますよね。

では、更に友達が知り合いで良く名前が出る。割と評判が良い相手からだったら?一応返信しとこうかなってなるかも?

広告宣伝もこれと同じだと思うんです。見た事も聞いた事も無い店から、いくら『来て下さい!買って下さい!』って言われてもめっちゃ求めていた物ドンピシャじゃ無い限りレスポンスはしないと思う。誰でも知ってる大手だったら良いんだけどね。

ポスティングとかチラシにクーポン付けて何万枚って配って回収率が0.3%とか異様に低い要因はココにあると思っている。どうせお金かけるなら効率よくしたい。その為には集客の前段階『認知』が必要。

警戒されずに安心して情報を受け取って貰うために先ずは『見た事ある、聞いた事ある存在』になる必要がある。しかも『何となく』好印象でなくてはならない。あんまり初っ端から印象が良すぎたり、イメージが固まりすぎてると対象が狭まるし期待値高くなり過ぎて後々大変。

で、議論の結果が『ロゴだけ看板』。設置するのは自分達の弁当とイメージが共通する場所を選定。条件は3つ。
・安心感がある
・日常使い
・子供が好む

そんなわけで公共感があり、日常的に利用され、子供が好きな、『電車の駅』と『市営動物園』になりました。看板は意外と設置場所の印象が店の印象にリンクしやすい。目立てば良いわけじゃ無い。野立て看板とか隣に付く看板のイメージにも引っ張られるし。設置する施設の持つ信用や安心感を上手く借りたい。

さらに、ロゴだけの看板にした理由は前半に書いた通りいきなり情報を押しつけて逆に悪印象にならないためが1つ。

もう1つは夫の意見。

情報は全部与えられると、そこで『全部分かった感』が得られてしまい。気が済んでしまう。そうすると、忘れてしまうか覚えていても『行ってみる』に繋がりにくい。だって行かなくてもだいたい分かってるから。

でも、情報をチョットだけ与えられた状態だと何か気になる。行ってみようになりやすい。

でも現状必要性を感じてない人は行かない。たぶん調べたりもしない。この人達も巻き込む仕掛けを作りたい。その第一段階として、『何かこのマークよく見るなぁ』の状態を作って置く。そして何かの拍子に、会社や集まりでうちの弁当が出たり店を見つけた時に『あぁっ!これかぁ!』ってなる。この『あぁっ!』のスッキリ感が作りたい。だって人に言いたくなる。興味無かった人を口コミの発信元に出来る。

ココでやっとインスタやチラシの出番。情報をお渡しして口コミの効果をアップ。

看板で直接集客は我々の様な小さな店には難易度が高いので、まずは店名やロゴの認知度を上げるツールとして活用する。その後インスタやチラシなど小さなツールで集客までの道筋を繋ぐのが今回の作戦のイメージ。

夫が隣で『郵便局、役場も良いなぁ…』

もしかしたら、まだまだ増えるかも!?










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