2022年阪大日本史第4問答案例

答案例①
 1910年代後半、日本と提携関係にあったロシアがロシア革命によって倒れ、ソヴィエト政権が樹立すると、日本は列強とともに革命に干渉するため、シベリアに出兵したことで関係は悪化した。1920年代、国際協調の風潮を背景にシベリア撤兵の後、日ソ基本条約を締結してソ連との国交を樹立したことで日ソ関係は改善した。1930年代、ソ連を仮想敵とした総力戦体制構築のため、満州事変で満州を軍事占領し、これを契機に国際連盟を脱退した日本は、国際的孤立を避け、ソ連に対抗する目的でドイツと日独防共協定を締結したため、日ソ関係は悪化した。(249字)

答案例②
1910年代後半、日本と提携関係にあったロシアがロシア革命によって倒れ、ソヴィエト政権が樹立すると、日本は列強とともに革命に干渉するため、シベリアに出兵したことで関係は悪化した。1920年代、国際協調の風潮を背景にシベリア撤兵の後、日ソ基本条約を締結してソ連との国交を樹立したことで日ソ関係は改善した。1930年代、仮想敵ソ連への対応から、満州事変で満州を軍事占領し、これを契機に国際連盟を脱退した日本は、国際的孤立を避け、ソ連に対抗する目的でドイツと日独防共協定を締結したため、日ソ関係は悪化した。(241字)

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