2018年阪大日本史第4問答案例

明治政府は天皇の権威を国民に広めるため、祭政一致の立場をとり、神道国教化政策を推進した。神仏分離令で神仏習合を否定するとともに、神官を再興し、大教宣布の詔を出して、神道国教化の方針を示し、伊勢神宮を頂点とする神社制度の整備や皇室行事を中心に国家の祝祭日の制定を進めた。神仏分離令の影響を受け、寺院や仏像などを破壊する廃仏毀釈運動が発生し、江戸時代に寺檀関係・寺請制度を前提に人民支配を担ってきた仏教界は打撃を受ける一方、仏教界の覚醒を促す動きにもつながった。(230字)

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