2011年阪大日本史第3問答案例

享保改革において、幕府は大名に対し一時的な米の上納を命じるとともに、新田開発の推進や定免法の採用による年貢増徴により、幕領の年貢米収入増を進めた。また、大坂堂島の米市場を公認し、米価を維持し、現金収入を増やそうとした。田沼政権は新田開発の1つとして印旛沼・手賀沼の干拓に着手する一方、株仲間を積極的に承認するかわりに、運上・冥加を上納させた。また、長崎貿易を推進し、銅・俵物を積極的に輸出して金銀の確保をはかるなど、年貢米収入に加えて経済・流通政策による収入増をはかった。(236字)

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