2021年阪大日本史第2問答案例

承久の乱以前、幕府は東国を実質的に支配する一方、朝廷は西国を中心に強い影響を持ち、朝廷と幕府の関係は相互に独立的であった。承久の乱の結果、幕府は三上皇を配流し、朝廷の監視や西国の統括を担当する六波羅探題を設置して、没収した院方所領に御家人を新たに地頭に補任した。このため、畿内・西国における幕府の支配力が強まり、朝廷は治安維持や軍事力を幕府に依拠するようになり、以後、幕府は皇位継承や朝廷の政治に介入するようになり、朝廷に対して優位に立った。(221字)

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