新潟大日本史2012年答案例

大問1
問1ア:弓矢 イ:縄文土器 ウ:竪穴住居 エ:平城京  問2:すり石・石皿  問3:抜歯  
問4:飛鳥浄御原令 問5:刑罰法  問6:富本銭
問7:一定の銭を蓄えた者に位階を授けることで、銭の流通を企図した。(30字)

大問2
問1ア:李成桂 イ:尚巴志 ウ:足利義満 エ:博多 オ:富山浦 カ:大蔵経 キ:那覇 ク:種子島 ケ:スペイン
問2
答案例①…山川『新日本史』ベース
 明皇帝が交付した朝貢国の使節であることを示す公式文書のこと。(30字)
  
答案例②…実教『日本史B』ベース
 私貿易船と区別するために、明皇帝が交付した公式文書のこと。(29字)
   
問3:生糸
問4:ルイス=フロイスなど

正解候補は以下の通り
ガスパル=ヴィレラ…堺に関する記述のある『耶蘇会士日本通信』を著す。
ルイス=フロイス……信長・秀吉の保護を受け、布教を展開。著書に『日本史』。
オルガンティノ………信長の保護を受ける。京都に南蛮寺(教会堂)、安土にセミナリオ(中等教育機関)を建設。
ヴァリニャーニ………信長の保護を受ける。天正遣欧使節に同行。キリシタン版と呼ばれる金属活字による印刷術を伝える。

大問3…400字論述 
答案例 
 天明の飢饉による農村の荒廃と一揆・打ちこわしの頻発により、幕藩体制が動揺したことを背景に、田沼意次が失脚し、松平定信が老中首座に就任して、寛政の改革を進めた。改革の目的は農村復興による幕府財政の再建と飢饉対策、江戸の都市政策が中心であった。農村復興策としては、旧里帰農令により都市に流入した農村出身者の帰村を奨励するとともに、出稼ぎを制限して農村の人口を回復させた。飢饉対策としては、大名に囲米を命じるなど食料備蓄策をとった。江戸の都市政策としては、町入用の節約分の7割を積み立てる七分積金の制度を導入し、飢饉の際の困窮者の救済にあてた。この他、動揺する幕藩体制の再強化の1つとして、聖堂学問所において朱子学を振興し、幕臣に朱子学の理解を試す学問吟味を始め、人材発掘をはかった。一方、幕藩体制の動揺により生じた幕政批判に対しては弾圧姿勢で臨み、『海国兵談』で幕府の海防政策を批判した林子平を処罰した。(400字)

太字は指定語句。
江戸時代に関して、最も良質な記述の山川『新日本史』をベースに作成。

大問4
問1:憲政会・立憲政友会・政友本党
問2:山東出兵 田中義一内閣
問3:浜口雄幸内閣 内閣の条約調印に政友会や海軍軍令部が統帥権干犯と反発した。(30字)
問4:犬養毅内閣  穏健派の海軍軍人を首相とする挙国一致内閣であった。(25字)

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