2019年阪大日本史第4問答案例

答案例①…後半を山川『詳説日本史』で
 パリ講和会議でヴェルサイユ条約に調印した日本は、国際連盟の常任理事国として、第1次大戦後の国際秩序形成に貢献し、新渡戸稲造が事務局次長に就任するとともに、赤道以北の旧ドイツ領南洋諸島について、委任統治することとなった。1930年代に入り、日本が満州事変を起こして満州国を建国したのに対し、国際連盟は事実調査のため、リットン調査団を派遣した。調査結果に基づき、連盟が満州国を日本の傀儡国家と認定し、満州国の承認撤回を求めると、これを不服とした日本は連盟からの脱退を通告した。(233字)

答案例②…後半を実教『日本史B』で
パリ講和会議でヴェルサイユ条約に調印した日本は、国際連盟の常任理事国として、第1次大戦後の国際秩序形成に貢献し、新渡戸稲造が事務局次長に就任するとともに、赤道以北の旧ドイツ領南洋諸島について、委任統治することとなった。1930年代に入り、日本が満州事変を起こすと、国際連盟はリットン調査団を派遣し、事実関係を調査した。調査の結果、日本の満蒙権益を容認しつつも、日本の軍事行動と満州占領を不当と連盟が認定し、満州国の承認撤回を求めると、これを不服とした日本は連盟に脱退を通告した。(236字)

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