2015年一橋大日本史第2問答案例

1造船奨励法。航海奨励法。2第1次世界大戦勃発後、日本は大幅に輸出が増え、輸出超過となった。まず、英仏露などの連合国への軍需品の輸出が増加した。同様にヨーロッパ諸国へ軍需品を輸出し、好景気を迎えたアメリカに対する生糸の輸出が増加した。また、ヨーロッパ諸国が後退した中国を始めとするアジア市場に対する綿製品の輸出が増加した。一方、交戦国ドイツからの化学製品の輸入が途絶えたため、国内で化学工業が発展した。3臨時資金調整法。輸出品等臨時措置法。4海上輸送が減少したことで、植民地・占領地の日本軍に対する必要物資が届かないため、日本軍が戦争遂行に必要な物資を現地調達するために収奪を行ったことで、生活物資の不足が深刻化した。一方、船舶不足により、占領地から石油・ゴムなどの戦略物資を日本本土へ輸送することも困難となり、工業生産力が激減した。また、植民地からの米の移入も困難となり、食糧難に拍車がかかった。(399字)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?