2015年一橋大日本史第3問答案例
1不戦条約。第1次世界大戦後、戦争の再発を防ぎ、国際平和を維持するムードが広まる中、不戦条約は締結され、紛争の解決手段としての戦争を違法行為と規定し、侵略戦争を禁止した。2新日本建設に関する詔書。天皇の神格化を否定した。3皇族の男系男子が継承する。4講和条約発効後、「逆コース」を進めつつも、日本国憲法を維持し、自衛隊は合憲との立場をとった吉田茂内閣に対し、日本国憲法は占領軍の押し付けであるとして、憲法改正・再軍備を主張する鳩山一郎内閣が成立した。これに反発した革新勢力が1955年の総選挙で改憲阻止可能な議席を獲得して躍進し、日本社会党が再統一したのに対し、保守合同が実現し、自由民主党が成立した。自民党は当初、改憲を目指していたが、鳩山・岸信介の両内閣は改憲を実現できず、安保改定における強引な国会運営に対し、安保闘争が激化したことを受け、岸内閣倒閣後に成立した池田勇人内閣は改憲の棚上げを発表した。
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