2017年一橋大日本史第2問答案例

1新婦人協会。市川房枝。2学制。1872年。3家庭婦人は結婚して、家事労働に専念する女性のこと。職業婦人は第1次世界大戦後における都市化と工業化の進展や大正デモクラシーの風潮が広がったことに伴って、都市部で見られるようになった電話交換手など家の外に仕事を持った女性のこと。419世紀末の憲法制定段階で、男性の参政権には税額制限があり、女性参政権は認められなかった。男性の税額制限は2度に渡って引き下げられ、最終的に1925年に普通選挙法が公布されて、撤廃されたが、婦人参政権は認められなかった。婦人参政権獲得を目的として結成され、活動を展開していた婦人参政権獲得期成同盟会はこれを受け、婦選獲得同盟と改称し、婦人参政権を獲得するための活動を続けたが、1930年代以降、日本が相次いで戦争に突入し、戦時統制が行われる中で目的を果たせず、婦人参政権獲得は戦争後の1945年に幣原喜重郎内閣期にGHQの五大改革指令の一環として実現した。(399字)

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