2008年慶応文学部日本史論述答案例

大問Ⅳ問5
「明は自らの冊封を受けた国王とのみ通交したのに対し、広く貿易を認めることによって、海賊行為が減ると考えた朝鮮は、対馬の宗氏を媒介として豪族や倭寇などとも通交した。」(79字)

大問Ⅴ問6
「江戸時代は田畑の売買が禁止され、作付制限があったが、それらの制約はなくなり、年貢所有者に地券が公布され、土地所有権が保障された。この影響で、農村に商品経済がより浸透する一方、地租の税率は従来の年貢負担と変わらず、入会地の一部が官有とされたことが要因で、地租改正反対一揆が発生した。」(140字)

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