2003年京大日本史4-2答案例

日明貿易は15世紀初頭に足利義満が明に遣使して、開始された。明中心の国際秩序の中、冊封を受けた日本国王が朝貢する形式で貿易は行われ、遣明船は明交付の勘合所持を義務付けられた。その後、足利義持は朝貢形式を嫌い中断、足利義教が貿易利益を求めて再開した。幕府の衰退に伴い、15世紀後半以降、貿易の実権は有力守護の大内氏と細川氏に移り、16世紀初頭の寧波の乱後、大内氏が独占し、大内氏が滅んだ16世紀中頃に断絶した。(200字)

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