2012年慶応文学部日本史論述答案例

大問Ⅳ問6
 嵯峨天皇の時代は薬子の変を受けて、蔵人所検非違使などが設置され、天皇権力の強化がはかられた。また、日本の実情に合わせた律令制の改編が進み、弘仁格式に代表される法典の編纂が進んだ。(90字)

太字は指定語句。自分の答案が「嵯峨天皇の時代の政策説明になっていないかどうか」を確認したい。政策の説明をした答案は0点である。

大問Ⅴ問7
 第2次伊藤博文内閣は下関条約の締結により、朝鮮に対する清の宗主権を否定し、清の影響力を弱めた。その後、遼東半島領有が朝鮮の独立を脅かすとして、三国干渉が行われ、これを受け入れた結果、朝鮮に対する日本の威信が低下し、ロシアの影響力が拡大した。(120字)

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