2014年阪大日本史第2問答案例

鎌倉時代の守護は、国内の御家人に対する京都大番役の催促と謀反人・殺害人の逮捕の大犯三カ条を職権とした。その後、南北朝期当初、他人の田畑の稲を一方的に刈り取る刈田狼籍の検断権や幕府の判決を強制執行する使節遵行、観応の擾乱が発生すると、半済令により荘園の年貢の半分を兵粮米として国人に与える権限がそれぞれ与えられ、守護の権限は強化された。半済は当初、地域・期間限定であったが、全国化・永久化し、足利義満期には土地の分割に及んだ。(212字)

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