2012年阪大日本史第2問答案例

足利義満は幕府の所在地である京都の施政権や段銭の徴収権など従来、朝廷が保持していた権限を幕府の管轄下に置くとともに、南北朝合一を実現した。公家を自らの近臣とした義満は朝廷の高い官位につき、将軍辞任後には太政大臣に就任し、辞任後には出家して北山殿に移った後、法皇に準じた扱いを受けるなど、公武双方に君臨した。外交面では、明が入貢と倭寇の鎮圧を求めてきたことに対し、明との国交を開き、朝貢形式での日明勘合貿易を開始した。また、朝鮮とも国交を開いた。(222字)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?