2009年京大日本史4-1答案例

8世紀、国司は中央貴族が任命されて国府に赴任し、伝統的な地方豪族の中から任命された郡司に戸籍の作成・徴税など地方行政の実務を担わせ、中央政府の監督の下、四等官で分担しながら任国支配に当たった。10世紀に入り、律令制に基づく地方支配が困難になると、国司の最上席者に一国支配が委ねられ、郡司は受領の家臣化し、影響力は低下した。11世紀に入ると、交代時を除き、受領は任国に赴任しなくなり、国司制度は形骸化した。
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