新潟大日本史2013年答案例
大問1
問1ア:高句麗 イ:宋書 ウ:犬上御田鍬 エ:北 オ:天台 カ:菅原道真 問2:石包丁
問3:稲刈りの際、穂先を摘み取る
問4:水稲農耕の本格化と金属器の使用が特徴。(19字)
問5:鉄 問6:土師器 問7:乙巳の変 問8:朝鮮半島の新羅との関係悪化。(14字)
大問2…400字論述
答案例
国風文化期、都では阿弥陀仏を信仰することで極楽浄土への往生を願う浄土教が流行した。源信が『往生要集』を著して浄土教の体系化をはかったことや末法思想の影響もあり、浄土教は貴族や庶民の間に広まった。院政期に入り、都の文化が地方に普及する一方、武士の台頭などを背景に、地方や庶民の文化が都に流入し、後白河上皇が民間の流行歌である今様を好み、『梁塵秘抄』を編纂したように、貴族社会で受容された。鎌倉期に入ると、旧仏教に対する反発から仏教革新運動が起こり、浄土教の系譜から一遍が現れ、諸国を遍歴しつつ、踊念仏により庶民へ布教を行った。一方、貴族社会では南都復興に伴う伝統文化の復興・強調の傾向がみられ、和歌の興隆を目指した後鳥羽上皇の命で『新古今和歌集』が編纂され、後鳥羽の影響を受けた源実朝は『金槐和歌集』を残した。また、公武二元の歴史的状況を、天台座主の慈円は道理により解釈しようとして『愚管抄』を著した。(400字)
太字は指定語句。中央と地方という場所を意識すると、論理構成のしっかりした答案が作成できる。
大問3
問1 絹織物・木綿・酒などから2つ 問2 菱垣廻船・樽廻船などから1つ
問3:十組問屋
答案例①
菱垣廻船の遭難事故における適切な処理がされず、江戸の荷受問屋の損害が甚大だった。(40字)
答案例②
菱垣廻船の遭難事故に際して、江戸の荷受問屋の被害を軽くし、問屋を保護するため。
菱垣廻船…註2の元禄七甲戌年が1694年→まだ、樽廻船はない。
適切な処理がされず…4行目「諸事の勘定何かと共に段々不埒にまかりなり候」
問4:シーボルト・鳴滝塾 問5:入浜式
問6:地震当日、在郷町の三条は定期市の開催日で、多くの村人が集まっており、地震と火災で多くの犠牲者が出た。(50字)
大問4
問1ア:シベリア出兵 イ:ロシア ウ:大政翼賛会 エ:下関条約 オ:済南
問2:D→B→A→E→C
問3:ロシアは日本の韓国に対する指導権を認める・北緯50度以南の樺太の日本割譲・清国からの旅順・大連の租借権と長春以南の鉄道とその付属権益の日本への譲渡などから2つ
問4:マレー沖海戦・ミッドウェー海戦・ガダルカナル島の戦いなどから2つ
問5:日清戦争
:日本の植民地となり台湾総督府による統治が行われた。(25字)
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