2016年京大日本史4-1答案例

南北朝・室町時代の禅宗は五山派と林下に分かれた。夢窓疎石の弟子筋に当たる五山派は五山十刹の制により幕府の保護・統制を受け、五山の禅僧は主に外交顧問として活躍し、文化面では漢詩文や水墨画など中国文化の普及に寄与したが、応仁の乱による幕府の没落で衰退した。林下は五山派に属さない禅寺で、応仁の乱後、特に地方で布教を展開した。東山文化期に入ると、禅宗文化と伝統文化の融合が進み、侘茶や書院造などが誕生した。
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