2021年阪大日本史第4問答案例

初期議会において、藩閥政府と対立する民党は予算を大幅に削減して地租の減税を主張したが、建艦詔勅で妥協した。日清戦争後、対露軍拡を実現するため、議会の協力が必要な藩閥政府は民党と積極的に提携したが、軍拡の財源をめぐり地租増徴が政治課題となると、これに反対する民党の自由党と進歩党が合同して憲政党を結成し、初の政党内閣である第1次大隈重信内閣を成立させた。その後、成立した藩閥の第2次山県有朋内閣は旧自由党系の憲政党と提携し、選挙法改正を条件に地租増徴を実現した。(230字)

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