2012年阪大日本史第1問答案例

5世紀に渡来人により、漢字が伝えられ、ヤマト政権は彼らを史部に組織し、政治・外交文書の作成を担当させた。また、漢字の音を借りて、人名や地名などを表記するようになった。7世紀以降、律令国家の形成が進み、文書行政が基本となることや仏教の受容が進む中で、貴族や地方豪族の間で漢字の使用が普及した。9世紀以降、漢詩文が隆盛したことを背景に、漢字使用の習熟が進む中で、かな文字が成立した。10世紀に入り、かな文字は和歌などで使用され、日記でも用いられるなど日常生活で広く普及した。(234字)

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