2019年慶応文学部日本史論述答案例

大問Ⅳ問10
答案例
 荘園制成立に伴い、年貢の積出港が各地に設定され、その後、港町・海運網が発展した。また、代銭納が普及すると、為替による送金が行われるとともに、換金された年貢米は商品として大消費地に送られるようになった。(100字)

大問Ⅴ問7
答案例①…受験生が書ける現実的な答案(最後の一文を入れるのは難しい)
 従来、年貢率の切り替えの際に、年貢を増やしてきたため、今回も年貢が増えると百姓たちは理解している。しかし、今回は村で相応の負担をしている場合、年貢を増やすことはないので、このことを村によく伝えなさい。(100字)

答案例②(最後の一文を加えた)
 従来、年貢率の切替ごとに年貢増したので、今回も百姓はそう理解しているが、村で相応の負担をしている場合、年貢増をしないことを伝える必要がある。また、切り替え時に年貢増がない村も定免を決定するべきである。(100字)

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