2021年東京外大日本史100字論述答案例

答案例①
 新井白石は荻原重秀が主導した元禄金銀の鋳造による物価高騰を抑えるため、貨幣の質を慶長金銀に戻した正徳金銀を鋳造し、財政難への対応として、長崎貿易の額を制限する海舶互市新例を発令し、金銀の流出を防いだ。(100字)

答案例②
新井白石は荻原重秀が主導した元禄金銀の鋳造による物価高騰を抑えるため、貨幣の質を慶長金銀に戻した正徳金銀を鋳造し、長崎貿易の額とオランダ・清の船数を制限する海舶互市新例を発令し、金銀の流出を防いだ。(99字)

答案例③
新井白石は元禄金銀鋳造による物価高騰を抑えるため、貨幣の質を慶長金銀と同率の正徳金銀を鋳造して、荻原重秀主導の貨幣政策を転換した。また、長崎貿易の額を制限する海舶互市新例を発令し、金銀の流出を防いだ。(100字)

大学発表の答案例
荻原重秀の経済政策を否定し、物価安定のために質量を高めた正徳金銀を発行する一方、長崎貿易を制限し、清とオランダの船数、銀高、銅の支払い額を定める海舶互市新例を出し、金銀に加えて銅の国外流出を抑えた。
(99 字)

太字は指定語句

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