2014年京大日本史4-1答案例

戸籍・計帳に記載された成人男子を対象に人頭税を賦課する律令制は、9世紀には逃亡・偽籍により、維持ができなくなった。そのため、政府は公営田や官田に代表される有力農民を利用した直営方式により、財源を確保した。10世紀初め、朝廷は国司の最上位者を受領として一国支配を委任し、税納入を請け負わせるようになり、受領は国内の公田を名に編成し、有力農民に経営を請け負わせて、名の面積に応じ、官物・臨時雑役を負荷した。
(200字)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?