2015年阪大日本史第4問答案例

日中戦争の全面化に伴い、国家総動員法を制定し、政府は議会の承認なしに労働力や物資の統制・運用の権限を得て、企画院を中心に経済統制を実施した。国民徴用令などの勅令によって、軍需産業の原料・資材・資金・労働力を確保し、労資一体で生産性を向上するため、産業報国会の結成を進めた。一方で、民需産業の生産は後回しとされ、生活必需品が不足したために、公定価格を設定し、切符制・配給制・食糧管理制度を導入し、消費の抑制をはかった。(208字)

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