2017年京大日本史4-1答案例

答案例①
鎌倉幕府の成立に伴い、幕府により御家人が地頭に任じられ、荘園の治安維持や年貢徴収・納入を行った。承久の乱後、幕府の勢力を背景に、荘園領主と対立する地頭も現れ、幕府が両者の対立を調停する中で、地頭請や下地中分を通じ、荘園は地頭が支配する武家領と荘園領主が支配する寺社本所領に分割されていき、地頭の在地支配権は強化された。元寇後、荘園領主や幕府の支配に対抗する悪党が登場したことで、荘園支配は動揺した。
(199字)

答案例②
鎌倉幕府の成立に伴い、御家人が地頭に任じられ、荘園の治安維持や年貢徴収・納入を行った。承久の乱を契機に幕府の力が強まると、荘園領主と対立する地頭も現れ、幕府が両者の対立を調停する中で、地頭請や下地中分を通じ、荘園は地頭が支配する武家領と荘園領主が支配する寺社本所領に分割されていき、地頭の在地支配権は強化された。元寇後、荘園領主や幕府に対抗する悪党が主に寺社本所領において登場し、荘園支配は動揺した。
(200字)

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