2021年阪大日本史第3問答案例

天明の飢饉によって、農村から多くの人々が都市へ流出したことにより、農村が荒廃した。幕府は飢饉で荒廃した農村を再建するため、代官を刷新して幕領の支配を強化し、公金を貸し付けて耕地を復旧させた。また、村からの出稼ぎを制限するとともに、農村から江戸に流入した者に資金を与えて帰農を奨励する旧里帰農令を発令して、江戸での打ちこわし防止と農村人口の確保の両立を図った。飢饉対策として、綿や菜種以外の商品作物の栽培を抑制するとともに、各地に社倉・義倉を建てさせ、大名にも囲米を命じて、米穀を貯蓄させた。(245字)

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