2022年阪大日本史第1問答案例

温暖化による自然環境の変化に伴い、従来の狩猟に加え、採集や漁労が本格化し、食料の獲得方法が多様化して食生活が豊かになったことを背景に、人々は日当たりがよく、水辺に近い台地上に集落を形成し、竪穴住居を営んで定住生活を始めた。集落には住居のほか、食料を保存するための貯蔵穴やゴミ捨て場である貝塚や共同墓地などが存在した。住居の規模や構造には著しい差がなく、特定の墓に多量の副葬品が集中することもないことから、縄文時代は貧富の差や階級差は著しくなく、収穫物を平等に分け合う社会であった。(240字)

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