2015年京大日本史4-1答案例

鎌倉時代から室町時代にかけて、朝廷・幕府は銭貨を鋳造せず、貿易で流入した宋銭・明銭などの中国銭が流通し、交換手段や年貢・関銭などの支払い手段として利用され、銭貨への需要は高まった。一方、供給量は十分とは言えず、戦国時代から安土桃山時代になると、粗悪な私鋳銭が多く流通するようになり、多様な銭貨が混在する状況の中で、取引の際、精銭を選ぶ行為が流行ったため、貨幣流通量の確保を目的に銭令が発令された。(199字)

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