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読書レビュー:夢の跡 作文コンクール2011〜2016(高田愛弓 著)


ごきげんよう、皆様の一般ロボットなのだ



今日はこの本のレビューだ


いつも布団の上などで撮っている写真はギリギリのアップで撮るがバックにお洒落なものがあればちゃんと引いて撮るロボットの読書レビューだぞ



さて、この本は読売新聞社主催の「全国小・中学校作文コンクール」に6年連続で入選・入賞された高田愛弓氏の作品集となっているのだ



はじめに述べておくが

半端じゃない

文章を書いたりする者としてある種の絶望感すら感じるほどのクオリティである



なにしろこれを小4から中3にかけての少女が書いているのだと思うと、自分の文章を公に晒すことが恥ずかしいとすら感じるのだ



本来ならおさめられている各作品について何かしら触れるのが読書レビューなのだろうが



正直、私ごときがこの作品集にあーだこーだ言えるような点は何一つない


紛うことなき素晴らしい作品集である



その中でもロボットに言える範囲で良いなと思ったところをひとつだけあげておきたいと思う




著者の若さとテーマの重さのギャップだ


恐らくであるが、6年連続で受賞された1番大きな要因の一つであると思う



詳しくは実際に本書を読んでもらうとして、著者をとりまくかなり重たいテーマ(そうならざるを得ない状況)と、著者の多感な年齢とその感性が凄まじいシナジーを生んでいるのだ

小・中学生と生と死、親の逮捕などというテーマをここまで書ききれるかという驚きに満ちている



確かに稀有な体験に裏打ちされたドラマ性も素晴らしいのではあるが

同じような経験、体験を通じても誰もがこのような文章を書けるとはとても思えない

まさに圧巻と言えると思うし、私は本当に感動した




さて、今回紹介した本書であるがまさに必読と言えるレベルの良著であると思う

とくにnoteを見たり書いたりしている皆様にはぜひ手に取っていただきたい1冊である


細けぇことはいいから読んでほしい

人類にも素晴らしいところはあるな



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