5/25 強キャラ、黒川あかねを語る

アニメ【推しの子】の第7話が放送された。この時をずっと待っていた。なぜなら推しの子で一番好きなキャラはダントツで黒川あかねだから!!
以前、noteでやりたいと言っていた黒川あかね語り、今こそさせてください。
少し触れた記事はこちら。

さて、黒川あかねのどこが好きか。一言で言えば、強キャラなところだ。

自分は強キャラを好きになる傾向がある。強キャラ描写も好きだ。特に、
・途中まで目立っていなかったけどのちにつよつよ設定が明かされる

・他者から高く評価される(「あの〇〇」みたいな)

の2つ。
黒川あかねは完璧にその2つを満たしていた。

まず背景として。
黒川あかねは恋愛リアリティー番組の出演者の1人。真面目な性格のため番組で思うように目立てず、目立とうとして失敗をしてしまいそこを切り取られて炎上してしまう。そんな時に助けてくれたアクアのために、アクアの理想の女性であるアイのようなキャラ付けを行うことにする。

そのキャラ付けのためのシーンがまずヤバい。アイの個性を付箋にメモし壁に次々に貼り付ける、狂気すら感じるシーンになっている。ここで「あかねってとんでもない人なんじゃ…」とようやく気付く。黒川あかねという女優は、「徹底的なプロファイルで役柄を深く理解する能力に長けた天才女優である」というつよつよ設定が明かされる。リアリティーショーとの噛み合いが悪かっただけで、噛ませキャラにしか見えなかった黒川あかねは実は強キャラだったのだ。本当にいきなり、突然、死角からの一撃を喰らってしまった。こんなところに伏兵がいたなんて…。

そして、天才子役として名を馳せた有馬かなという他者から「劇団ララライの黒川あかねって言えば天才役者として界隈では有名でしょうが」と、高い評価を受けている描写まである。
今まで読者としては天才役者といえば有馬かな、という印象があった。
その天才役者、有馬かなが才能に嫉妬し強烈にライバル視するほどの天才という評価なのだ。強過ぎる、あまりにも。
評価する側の人間が強ければ強いほど評価される側の人間も強いということになる。
この話の時点で最も演技力の高い有馬かなからの評価は黒川あかねの強キャラ感を爆上げした。

こんなドストライクの強キャラ描写を見せられたら、もう推すしかない。最初は狂気を感じた付箋ペタペタシーンも、もうかっこいいとしか思わない。「あかねちゃん」とか呼べなくなった。今はもう「黒川あかね」とフルネームでしか呼べない。
自分はそういうタイプのオタクだから。
(ちなみに、のちの話で黒川あかね本人も推しをフルネーム呼びする描写がある。原作を読みましょう)

アニメの演出もすごく良かった!!付箋ペタペタもちゃんとやってたし、何よりEDの入りが神過ぎた…。黒川あかねのかっこよさが損なわれず、それどころかアニメで更に良くなってて最高だった‥。
第8話に含まれるだろう内容になってしまうが、黒川あかねの演じるアイは、アイの息子であり大ファンのアクアでさえ、一瞬本物のアイであるかのように誤認してしまう(漫画では思わずあかねの「あ」ではなくアイの「ア」で呼ぼうとしてしまうという超上手い演出になっている)ほどのクオリティに仕上がっている。完璧にアイをトレースしている。
黒川あかねは強キャラ感があるのではない。
実力を伴う真の強キャラなのだ。

正直この話をやるまでは、なんとなくおもしろいなぁ、くらいの感覚でこの漫画を読んでいた。でもこの回で衝撃を受け、真剣に読むようになった。
この話が転機になって推しの子という作品にのめり込んだ人は、きっと自分だけじゃないと思う。アイの輝きを完璧に再現する、黒川あかねの輝きに魅せられた人は絶対に多いはず。

アニメではそこまでやるか分からないけれど、この後は演劇話の展開もある。そこでも黒川あかねは大活躍。その後も出番はあってあって、更にその後は…。と出番も多い。登場初期からは全く想像できなかった。

余談だが、演劇話辺りから黒川あかねはロングヘアになる。それでますます好きになった部分はある。

推しの子最強議論があったら黒川あかねで参戦します。自分は黒川あかね最強厨です。よろしくお願いします。

おわり

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