【全話視聴感想】フレッシュプリキュア!

・12月30日、フレッシュプリキュア!本編50話+単独劇場版の完全初見全話視聴を完了しました。面白かったです。
ネタバレありで語らせてください。









事前に知ってたこと

・「我が名はインフィニティ 無限のメモリーなり」というセリフ
・必殺技がゴレンジャー
・ベリーソードは囮
・主人公はラブ兄貴と呼ばれている
・敵のイースがキュアパッションになる
・ダンスする

※筆者はプリキュアに詳しいわけではありません。
ちゃんとまとめて全話視聴したのはドキドキのみ。
ハピネスチャージからは大体リアタイで見てますが話は飛び飛びです。

感じたこと

敵の作戦がエグい
サウラーとノーザの作戦がエグい。規模がデカかったり、あまりにも非道なことしたり。「子どもの好きなものを消す(母親も含む)」とかめちゃくちゃエグいですよね。こんなエグい話が6話なのか、とブルっちゃった。「人と動物の意識を入れ替える」のは規模がデカいし、「人の本音を引き出す」のもエグい。「明日が来ない」とかもあったな。
ノーザは「母親の偽者を生み出す」回が怖かった。
この2人がヤバいから相対的にイースとウエスターのやることが可愛く見える(ウエスターは本人の人間性も含めて特に)。

武器と必殺技について
プリキュアに武器での戦闘を求めるのもお門違いだとは分かっているけど、武器がトドメの必殺技専用すぎる。ピーチロッド、パインフルートはともかくとしてベリー「ソード」なのに剣としては使われないのが気になった。必殺技も光線なんかい。
必殺技だと、ラッキークローバー・グランドフィナーレが好き。何かの映画で初めて見た時「ゴレンジャーじゃん!」って思ったんだよね。
本編で見てみると、その映画にはなかった「プリキュアフォーメーション」の掛け声とスタート切るところがめっちゃかっこよかった。

管理国家ラビリンスについて
絵に描いたようなディストピア。プリキュアってこういうのも扱ってたんだ。
管理された世界には悲しみはないけれど幸せにはなれない。幸せを守るフレッシュプリキュアが正しく戦うべき相手でした。
幹部の変身が大好き。スイッチ・オーバー!!

OPについて
OP映像の変化は大好物な自分。でもパッションの追加には色々思うところはある。ニュッと出てくるクソデカ横顔とか、元々いたナケワメーケを蹴飛ばす追加とか。
イースがいなくてパッションがいてノーザが増えてるところとかみんな満面の笑顔のラストカットとかは大好き。
あと歌声が安定してるところ
曲として一番好きなパートはサビ前の「フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!」です。

EDについて
初のCGダンスと聞いていたけど、とてもそうは思えない高いクオリティだった。
前期のダンス、簡単で分かりやすくて好き。
後期の曲チェンジはいつも寂しいけど、結構好き。最終回で流れた時は少し泣きそうになった。
You make me happy!の「やっぱ→いつもDO MY BEST」、H@ppy Together!!!の「世界で一番今日を輝く日にしたいから」みたいな前向きな歌詞に弱いんだ自分は…。

キャラクターについて

メイン4人、敵3人、あとシフォンについてだけ語ります。
・桃園ラブ
1話のラブの真っすぐさ明るさを見て、この作品は安心して視聴できるなと思った。主人公に必要な資質をちゃんと持ってますよね。諦めない気持ちとか。特にせつなのことを諦めなかったのが印象的。
ラブ兄貴と呼ばれていたから絶対折れないメンタル強い系なのかと思っていたけど、普通に折れることがあったのが意外だった。映画とか、せつなの時とか。

・蒼乃美希
最初の方は結構この子に苦手意識があった。自信家なところとか、自分優先に見える言動とかかな。
でもクローバーボックス紛失回で人のせいにしない責任感の強さを良いなと思い、いざという時に心を鬼にしてラブを叱咤できるところを美点だと思えるようになった。
ベリーソードは囮よ、普通にかっこいいじゃん。なぜあれがネタにされているんだ。それよりも1人だけ変な形の羽の方が気になったよ。
他のメンバーの方が好きだから語ることも少ないだろうと思っていたら意外や意外、かなり語ることがあった。自分、美希も好きなキャラだったんだなあ。最終回最後のモデル姿もめっちゃかっこよかった。

・山吹祈里
ちょっと引っ込み思案タイプなのが親近感湧く。タルトと入れ替わる回、好き。
あとキュアパインのビジュアルと動きが好き。3人名乗りの「レッツプリキュア!」の時のポーズとか、ハピネスリーフをキャッチする時の動きとか。
意外と語りたい要素が少なかった…。

・東せつな
この作品を見たいと思ったきっかけ。せつなというよりパッションというより、イースが見たかった。イース目当てだからキュアパッションの登場が嫌だったけど、チョロいもので出てきたらちゃーんと好きになった。他メンバーの名乗りが「〇〇のしるし」に対しての「真っ赤なハートは幸せのあかし」なのが好き。イースは幸せゲットできたんだなって。
味方になってからはイース時代の冷酷さはどこへやら。あまりにも変わりすぎていたのは少し残念。もう少しイースの面影残しても良かったんだよ。
キュアパッションの変身、1人だけ動きが滑らかな気がする。あとアカルンが万能すぎる。瞬間移動、戦闘でもっと使ってほしかったな。大体が便利などこでもドア的な使い方だったから…。

・ウエスター
見る前は予想もしてなかった面白い男。クールな美男美女三人衆だと思ってたのに!全然違うやん!アホキャラじゃん!好き!!憎めない!!!
せつなのことを一貫して「イース」と呼んでいたのが印象的だった。今でも仲間だと思っているんだなぁと勝手にエモくなっていたら終盤で明言されたのでめちゃくちゃ嬉しかった。ラビリンスで最も仲間意識の強かった男…!
終盤のシリアスなシーンでも本人は真面目にちょっとズレたこと言ってるところも大好き。「起きてる!俺はバッチリ起きてるぞ!」とか、「心配ご無用!密かにドーナツの作り方は覚えた!」とか、「だが俺たちはドーナツの味を知ってしまった!」とかね。

・サウラー
先述の通り、やってた作戦がかなりエグい。何度もドン引きした。出撃回数は少ないけど、不幸のゲージの半分くらいはサウラーのせいだと思う。
だからウエスターだけでなくこいつも許されたのが意外だった。改心させた美希、凄いな。
ひどいことしてるからそこまで好きではない…はずなのに…(後述)

・ノーザ
怖いよぉ…。母親の偽者作るとかさぁ…。不幸のゲージを目の前にしたせつなに「あなたが精一杯頑張って集めた」という精神攻撃をかますところとかさぁ…。
他の幹部はメビウスの命令で人々を不幸にさせていたけどこいつは人の不幸を楽しむ極悪人だったから、ちゃんと倒されてホッとした。
でも本体が謎の実だったから「ラビリンス幹部がそうなら、もしやせつなたちも本体は人間じゃないのでは!?」と変な不安を持たせてくるあたり最後までねちっこい敵だった。

・シフォン
序盤の頃、何の気なしに名前でググったらニコ◯コ大百科のルビが「ワガナハインフィニティ」だったというネタバレを喰らってしまいました…。可愛い赤ちゃん妖精だと思ってたのに!
最初は結構ビビったもんだけど、毎回発作のようにインフィニティになるからだんだん笑えてきた。そりゃネタにもされますわな…。

好きな話

6話 消えたハンバーグ!大好きなものを守れ!!
サウラーにドン引きした回。こんなエグいことやるのかと衝撃だった。

10話 タルトが祈里で祈里がタルト!?
祈里とタルトが馴染む回。入れ替わって同じ困難を乗り越える過程が良かった。だから挙げたつもりだったのによく考えたらこれもサウラー回じゃないか?

15話 せつなとラブ 相手を思いやる心!
せつなとラブシリーズ。せつなを疑い始めている美希と祈里に対して、どこまでもせつなを信じるラブは凄いと感じた回。
印象的だったのは「せつなとデートなんだっ❤️」というセリフと、せつながボウリングで取るボウルを悩むシーン。候補に赤色があったのはパッションの伏線ですよね。
人に本音を喋らせるナケワメーケ怖いよ。サウラーさん。

23話 イースの最期!キュアパッション誕生!!
キュアパッション登場回。ラブとせつなの決闘、本音のぶつけ合い、その先の和解、新しい始まり。全部良かった。

25話 イース対パッション!?私は生まれ変わる!!
せつなが自分のしてきた悪行と向き合う回。敵から味方になる時の心境の掘り下げはいくらあっても良い。ってあれ、またサウラー回だな…。

33話 美希とせつなのこわいもの!
せつなと美希が気まずい回。グループ内の気まずい組み合わせというリアルな人間関係があった。
美希の「気まずい」という気持ちを明確に見せていたのが好きポイントです。イース時代のせつなに一番警戒心を持っていた美希が、プリキュアになったからという理由だけで完全に心を許していたらモヤモヤしていただろうからこの回があって本当に良かった。こういう絆が生まれる回はどんどんやってほしい。
ベリーに肯定されたパッションの救われたような表情、好き。

38話 クローバーボックスをさがせ!!
クローバーボックス紛失回。
美希の良いところを再認識するきっかけになったので好き。
状況を悪化させたガキ子どもにイライラしてしまう自分の器の小ささも思い知らされた。
エグい話ではないけど一応これもサウラー回か。

40話 せつなとラブ お母さんが危ない!
怖かった回。偽お母さんの表情怖すぎるって本当に。当時女児先輩の方々はどんな感想を持ったのだろう。
でもこの話の本質はせつながラブ母を「おかあさん」と呼べるようになる、感動的なところなんだよね。

46話 サウラーとウエスター 最後の戦い!!
ウエスターサウラーとの和解。パッションとウエスターの会話が好き。ウエスターの項であらかた語ってしまったけど、それ以外で印象に残っているのは、ウエスターの「んなもんねぇよ」というセリフ。
メビウスのしもべという役割がなくなったからか、口調が気取らないものだったのが、終盤で新しいウエスターの魅力を知れて嬉しかった。
サウラーも本当、助かるとは思わなかったな…。メビウスから生み出されたキャラじゃなければ、皆被害者ってことなのかな。

あれ!?思ってたよりサウラー出撃回が多いんだけど!?
サウラーのこと特段好きって訳ではないはずなのに、やることが衝撃でいつのまにかかなりの爪痕を残されてしまったみたい。
特に好きなのは33話と38話かなぁ。どちらも美希の主役回だ。

余談

そういえばハグプリのオールスター回はピーチが目立ってたなあと思って見返してみた。
いつもの広場にいるラブ!
H@ppy Together!!!
喋るタルト!育児トーク!!
シフォンのテレポート!!
トリプルプリキュアキック!!!
囮のベリーソード!!!
OP映像にあったピーチの回転!!
ラブサンシャインフレッシュ!!
サウラーとウエスター!!!!
ファンサがとんでもなかった。
サウラーとウエスター、いたんだな。レジーナゆいちゃん校長ビブリーしか知らなかったよ当時。
フレプリネタが分かったことでめちゃ楽しかった。

まとめ

気持ちの上ではプリキュア側ではせつな、ラビリンス側ではウエスターが好きなのに、状況証拠は美希とサウラーを指している。整理して驚いた。
自分が思うよりずっと、苦手だと思っていた2人のキャラのことが実は好きだったのだ。
不思議な体験をしたな…。

「プリキュアでこういう話も見られるんだ!?」という嬉しい誤算もありとても面白く、見て良かった作品でした。幸せゲットできました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

おわり

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