【全話視聴感想】デリシャスパーティ♡プリキュア

・デリシャスパーティ♡プリキュア本編45話+単独映画の(ほぼ)初見全話視聴を完了しました。
面白かったです。
ネタバレありで語らせてください。









事前に知ってたこと

・5話くらいまでのあれこれ(5話までリアタイで見ていたので。放送休止をきっかけに見なくなったけどなぜか14話は覚えている)

・品田拓海がいじられてる(特にあまねにからかわれているファンアートをよく見た)

・おばあちゃんが言っていた

・ジェントルーはキュアフィナーレになる

ファビュラスオーダー

※筆者はプリキュアに詳しいわけではありません。
ちゃんとまとめて全話視聴したのはドキドキ、フレッシュのみ。
ハピネスチャージからは大体リアタイで見てますが話は飛び飛びです。
デパプリは5話までと14話しか見ていませんでしたのでほぼ初見。

感じたこと

ご飯が楽しくなる
なんといっても食事をテーマになっている作品。出てくるご飯が美味しそうなのはもちろんのこと、それを美味しそうに食べ、込められた思いを説くキャラクターたちに励まされた。
今の自分が病気の都合で揚げ物やらチョコやらを自由に食べられず食事に対するモチベーションが下がっていたからブッ刺さり、今食べられる食事を楽しめるようになった
食事の楽しみを奪うブンドル団を見て、お腹いっぱい食事ができることへの感謝を前以上に持つことができるようになった。

変身シーンについて
変身シーンが大好き。今まで見た中で一番好き。
「プリキュア・デリシャスタンバイ!」の指差し、「パーティ・ゴー」のジャンプ、妖精を握るアクション、エナジーを食べて美味しさを噛み締める表情、背中に出現するデカリボン、仁王立ちの決めポーズ、全部が好き。
BGMも好き。途中遊園地で流れていそうな曲調になり、ワクワクする。サビの主旋律になるギターがめちゃくちゃかっこいい。

OPについて
プリキュアたちの通常技(2000キロカロリーパンチやバリバリカッターブレイズ)が好きなので、サビで毎回その映像が流れるのが嬉しかった。
「ありがとうを重ねて」の後、伴奏の音に合わせて着地するプリキュア+ブラぺのシーン好き。音ハメ好き。
最後がゆいの満面の笑顔で終わるのも印象的。

EDについて
前期も後期も驚かされた。
まず前期のDELICIOUS HAPPY DAYS♪。
ベースの音が大好きな自分は聞いた途端衝撃を受けた。イントロからメインの音はベースで、ゴリッゴリのスラップベースの音がサビの裏でずっと流れている。めちゃくちゃアガる曲。
一転して後期の「ココロデリシャス」は落ち着いた曲。でもずっとしっとりしている訳ではなくちゃんと盛り上がる曲。Bメロでだんだん盛り上げていくところが好き。
味変にも程がある前期と後期の違いだが、どちらも良い曲だなと思った。

キャラクターについて

メイン4人と、特筆したいキャラクターだけ。

・和実ゆい
好き嫌いがなく何でも食べる(特に冒頭で、子どもが嫌いな食べ物の代表格であるニンジンを毎回のように食べている)主人公っていうのは、子どもたちに良い影響を与えたのでは?自分だったらニンジン食べたくなる。

おばあちゃんの言葉では癒せない悲しみに対して、食事と向き合って感じてきた自分の言葉で届けることを始める。それが最終決戦に繋がるというラインがとても良かった。
キュアプレシャスは男前ですね。名乗り中に力こぶを作り、技も力強いパンチ。

・芙羽ここね
デパプリで一番好きなキャラかもしれません。
好きな分野の話になると早口で語ったり仲良くなった人を楽しませたくて空回ったり、効いちゃうくらいリアルな人見知りコミュ障キャラが良過ぎる。
名前呼びやお出かけなど、友達とする初めてのことをいつもひっそり嬉しそうにしてるのもたまらなく好き。

そんなコミュ障キャラも回が進んでいくにつれて見られなくなり、終盤になるとらんとベタベタ距離感でひっついてたり(思わず二度見した)、プリキュア以外のクラスの友達と遊んでいたりと成長していたのが嬉しい反面、置いていかれたような気持ちにもなった。自分も頑張ります…。

そして、キュアスパイシー。放送当時はちゃんと見ていなかったみたいだ。
今回改めて第4話を見て、名乗りの「ふわふわサンドde心にスパイス、キュアスパイシー!」まではかっこいいじゃんと思っていた。しかし、「分け合うおいしさ、焼き付けるわ!」のポーズで5分くらい爆笑が収まらなくなってしまった。
膝が悪さしてる気がする。膝が曲がっていなければもっとかっこよかったんじゃないだろうか。

・華満らん
リアタイ視聴時は放送休止が挟まっていたのでヤムヤムの活躍はあまり見たことがなく、ずっと「ブンドル団の被害者代表」くらいの認識だった。ちゃんとプリキュアとしての活躍の方が長かった(当たり前である)。
でもそれ以降も、ブンドル団に利用されたりクラスメイトから変と言われたり麺のレシピッピがふやける被害を受けたりと、何かと巻き込まれててかわいそうな印象。しかもそれにしっかり傷ついてるから余計にね…。
キュアヤムヤムめっちゃかわいい。そしてバリカッターブレイズはめっちゃかっこいい。使いたい。

・菓彩あまね
この作品を見たいと思ったきっかけの1つ。キュアフィナーレの変身動画を見たら「ファビュラスオーダー」とかいうかっこよすぎるワードが出てきたから一気に気になってしまった。
ファ、ファ、ファ、ファビュラス!?!?!?叶姉妹からしか聞かない言葉じゃない!?!?
本当に中学生の語彙!?!?と。
気を取り直して。キュアフィナーレ、かっこよかった。必殺技がカクカクなのが逆にかっこいい。
パーティ・ゴー!のスライド横移動好き。
プリキュアの引き締め役で、凛々しくかっこいい。拓海をからかうイラスト(と一応オールスターズF)でしか存じ上げなかったから、全編通して真っ当にかっこよかったことに少し驚いている。ファンアートに引っ張られすぎたイメージ先行は良くない。

・品田拓海
OP映像ではみんなと一緒にいたから、早いうちに仲間の一員になると思っていた。けど、実際は長いこと正体隠してたし別行動も多かった。残念。でも、あの年頃の男子が女子のコミュニティに積極的に入っていくのはキツいか。
応援したくなる男の子だった。食に対しても真摯だし、照れ隠しで露骨に悪口言うこともないし。
ブラぺは戦闘でも割と活躍してたけど、本来の役割はヒーラーなんだね。本職じゃない格闘を頑張ってたんだな、拓海…かっこいいぞ…。
ていうか!!!菓彩あまねにゆいとの関係をからかわれる品田拓海概念、最終回にしかないじゃん!?密かに楽しみにしてたんだけど!?Twitterで見すぎるから定番の絡みなのかと思っちゃったよ!!

・ローズマリー
マリちゃん。
プリキュアと密接な関係の大人で、戦いでも積極的にサポート、プリキュアが悩んだ時のメンタルケアも欠かさず大人の立場からのアドバイスもくれるという、愛嬌もあり頼れる大人キャラ。

最終回で明かされたバックボーンが良かった。
幼い頃からプリキュアに憧れ、その使命の過酷さを重く受け止めていた。プリキュアになったのは年下の子どもたち。子どもたちに負担をかけすぎないよう、サポートを惜しまない大人キャラだったんだ、という…。

シナモンについて初めて言及された回が初恋にまつわる回で、それが当時から印象に残ってるせいで「マリちゃんの初恋はシナモンなのでは?」と思ってるんだけどどうなんだろうか。

・コメコメ
成長して最強必殺技のパワー源にまでなる可能性の塊。映画はまさしく、幼児から少女への成長過程って感じで良かった。
プレシャスの変身の時におむすびころりんする動きがかわいい。

・フェンネル
ずっと怪しいと思ってたんだよなぁ〜。案の定敵だった。
行動原理、めっちゃ好き。大好きな師匠が自分だけを愛してくれず、後継者に他の弟子を選んだのが全ての始まり。そういう独占欲、クソデカ感情は大好物だ。ゴーダッツの仮面がジンジャー似なのもデカすぎるリスペクトゆえなんだろう。
独占欲が強いっていう性格は、ゴーダッツの行動としての説得力があるなと思いました。

好きな話

・14話 初恋ってどんな味?恋するキモチと拓海のこたえ
リアタイで見たというのもありかなり印象に残っていた回。「拓海の初恋の味は苦かった」だから実らず終わるのか、という心配をこの回からずっとしていた。まあ本編中では実らなかったけど、いつかは実るさ。頑張れ拓海!!

・20話 あまねのマナーレッスン!憧れのレストラン
一番好きな、ここね&あまね回。あまねにマナーの意義を思い直させるここねと、ここねに両親との絆を気付かせるあまね。互いに互いを救い、助け合う関係。人と人との理想的な触れ合いやぁ…。
マナーは何のためにあるのかという教訓話でありながら、キャラ同士の絆を深める良い話だった。
ラストのダンスシーン、芸術的じゃないですか!?
セリフなしの音楽と映像のみで、みんな楽しそうに踊って、流れでここねとあまねが手を取り合って、一瞬きょとんと顔を見合わせるけどお互い少し照れながらも微笑んで一緒に踊る。胸がキュンキュンした。めっちゃ良いです…。

・23話 ここねのわがまま?思い出のボールドーナツ
両親とさえ上手く接することができないここね、娘の好きなものを把握していない両親、何を話せばいいのか分からない芙羽親子。
でも食べ物の思い出でまた繋がることができた、というのが良かった。食べ物の思い出奪うナルシストルー、普通に許せねえな…。
マリちゃんはプリキュアだけじゃなくここね母の相談にも乗る。どこまで頼れる大人なのよ。

・映画 夢見る♡お子さまランチ
凄く面白かった。実質的にコメコメが主人公。成長途中のコメコメだからこそ描ける、子どもの趣向と大人への背伸びの揺れ動き。
大人だってお子さまランチを食べていいという結論は、プリキュアやニチアサを大人になっても見ている自分を肯定してもらえた気がした。

お子さまランチドレスも良かった。コメコメたち妖精の、ケットシーに負けないくらいの気持ちの強さが起こしてくれた奇跡。ただでさえデカかったリボンがこれでもかってくらい大きくなってるのが好き。
変身BGMも、いつものBGMアレンジでギターが効いていてかっこいい。
ケットシーがコメコメをヒーローとして認めている、という終わり方も感動した。

・38話 おばあちゃんに会える!?おむすびと未来へのバトン
34話くらいから話に出てくるようになったマリちゃんの師匠、ジンジャーの真相をタイムスリップで知る回。本筋どんどんやっていきます!という気概を感じて、とてもワクワクした。
主人公が生まれる前の時代の家族や知り合いと出会う展開はやはり面白い。ゆいが常々話していたおばあちゃんは特に。
ご飯は笑顔という言葉に込められた「バトン」という思い。いなくなっても大切な人たちを支えられる言葉。おばあちゃんの言葉は、確かにゆいを支え続けていた。
ちょっと泣いちゃったことは内緒にしておいてください。

・39話 お料理なんてしなくていい!?おいしい笑顔の作り方
おばあちゃんと会った次の回だからおばあちゃんの言葉をより伝えていくのかと思いきや、自分だけの言葉を探し始める回。
そのきっかけになったのがセクレトルーの言葉だったというのが良い。
実感を伴う言葉の重さを知るのに最適なのって敵ですからね。
相容れない思想を持つ敵からの言葉。それが響いてしまう=相当な思いがこもっていること。
それなら逆もまた然りで、自分だけの実感を伴う言葉でならブンドル団とも話し合えるかも…という和解のラインまでできる良い回。

・43話 レシピボン発動!おいしーなタウンの危機
蓄積装置が招き猫なのはなんとなく予想してた。
でも、ゆいの名前の由来なんて全然考えてなかったから、鳥肌が立った。
ゆい。結。結び。おむすび
デパプリ見てて一番うおおおおってなった瞬間だった。

厳選して6個+映画を選んだけれど、通常回はどれもご飯とそれにまつわる思いが絡むエピソードが多く、凄く出来が良かったと思います。
ジンジャーの存在が仄めかされてからどんどん進む本筋の展開も面白く、一気に見てしまいました。

まとめ

Twitterで見かけるファンアートのイメージが強すぎて、そのイメージにとらわれながら見てしまったのは反省点。特にあまねのキャラ。

ごはんは笑顔。その言葉に励まされ、自分も楽しく感謝して食事ができるようになった。
メッセージが伝わってきました。
素晴らしい作品だと思います。

前に見たのがフレッシュで、次に見る予定なのがスイート。どれも敵が味方になる作品ですが偶然です。確かにフレッシュはイースが見たくて見始めたけど、今回の視聴モチベは「ファビュラスオーダー」の一言から始まってますからね。
何度でも噛み締めてしまう。素敵すぎる、「ファビュラスオーダー」…。

以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!

おわり

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