4/6 作品は思い出と紐づいている

・一人称視点の小説を読むと、それに影響されてちょっとポエミーになるというか、心の中で心境とかを1人で語りがちになる。でも小説のキャラほど色々考えてるわけじゃないからめちゃくちゃ浅い心情描写になってしまう。そんな自分が恥ずかしい。常日頃から色々考えている人って凄い。これになりたい。
エッセイなんかを読むと(エッセイ読むなんて本当に滅多にないけど)エッセイっぽく語りがちにもなる。でも、こうなるのは自分だけじゃなくて一般的なものだと思いたい。

・大学時代に見てたアニメが一挙放送してたからつい見てしまった。何回か見返してはいるし続編映画もDVD借りて見たけど、見返すたびに思い出すのは初見の時。放送してたのが大学生の夏で、6話がとんでもない鬱回で数日愕然として過ごしてたなぁ…。それも含めてあの頃は楽しかった、と懐かしい気持ちになる。

・こういう、作品と思い出が紐づいているっていうのは割とよくあることで。
今、「魔進戦隊キラメイジャー」の再視聴をしているのだけど、見ているとコロナ禍のことを思い出す。
緊急事態宣言が発令されて、新作エピソードの撮影が中断されてしまった2020年春。家から出られず退屈な毎日だったこと、就活に苦労していたこと、当時よく食べていた食事(スーパーで買ったとんかつとか、油そばの袋麺とか)の味まで思い出す。
ハマっていた時期のことも一緒に思い出して懐かしい気持ちになれるから、自分は再視聴が好きなのかもしれない。

・キラメイジャーは撮影中断中、総集編を放送していた。これがかなり凝った作りだったから、再視聴の今でも飛ばさずに見てしまう。
もちろん本編も抜群に面白い。キラメイジャーの凄いところは伏線にあると思っている。何気ない描写が伏線だったりして、その伏線はその話のうちに回収されるから毎週気持ち良くなれる。キラメイジャーにかかれば、つまみ食いされたサルシッチャドッグさえ伏線になる。

・そんなこんなで、再視聴とそれに紐づいた思い出を振り返るのを楽しんでいる、という近況報告です。

おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?